おはようございます
今日もいい天気ですね!
「マジパン」【Marzipan】
のお話し。
第3回です。
「マジパン【Marzipan】」の話のページ⇐よかったらどうぞ。
「マジパン」焼き菓子に使う。のページ⇐よかったらどうぞ。
お菓子屋さん以外の人が
「マジパン」
と聞いて一番?多く思いつかれるのは
「人形」「動物」や「お花」
など細工用としてではないでしょうか?
日本でもケーキの仕上げに使っているパティスリー(洋菓子店)が多くあります。
特注ケーキなどでお客様のご希望に添えるよう、色々な飾り付けを実現する事が出来ます。
フランスでもほとんど全てのパティスリーで使われています。
現在も「伝統的」なケーキの仕上げ手法として
「マジパン」
は欠かせずホールケーキの表面を覆う時などに使われます。
バタークリーム(クレームムースリーヌなども含む)で塗られたケーキ全体(又は上面)を覆い線書きしたり、フルーツなどを飾ったりして仕上げる時にも良く使われます。
クレームムースリーヌとフルーツのケーキ
ピンクと白でマーブル模様にしたマジパンを掛けて
フルーツで仕上げたケーキ
50㎝位だったと思います
(パリで30年前くらいのものです)
こちらもクレームムースリーヌのフレジエ
サッカーが好きな少年のバースデーケーキ
こちらはバースデープレートがマジパン
バーナーで少し焦してあります
お子様用のバースデーケーキ
楽しげに!
フランスだとお店にもよりますが
どのケーキもそれ程高い金額ではありません
このパティスリーでは
飴細工の花はバースデーケーキには標準で付けていました
つまり一番上と3番目のケーキは飾りの代金は乗らないので
単純にケーキの代金だけです
他にもジャガイモの形のお菓子。
いちじくの形のお菓子などなど・・・・・。
幅広く「マジパン」が使われています。
スイマセン・・・・。
ジャガイモの形のお菓子「ポム・ド・テール」
の写真がありません。いつか、どこかで本などで見つかったら貼り付けます。
「いちじく」の形のお菓子
【フィグ(figue)】
も写真はなかったのですが、少し古い本で見つけました。
ドライフルーツとクリームを合わせてビスキュイ(スポンジ生地)で挟みマジパンで包んで「いちじく【figue】」に似せて仕上げます。
今でもフランスのパティスリーで作っているお店はいっぱいあります。
そのうち「フィグ【figue】」のお話しもしたいと思っています。
いかがですか?
次はそれ以外の「マジパン」が使われているお菓子についてお話ししてみます。
「マジパン」最後のページになると思います。
それでは皆さん
愛ある一日を!
~おまけ~
特注ケーキ
日本のパティスリーだと注文は受けてくれてもそこに特注料金(マジパン細工や飴細工)がかかり、かなり高額になっているようです。
確かに日本人パティシエの細工菓子の技術は平均すると丁寧で優れていると思いますが
何を目的にその技術を習得しているのか?
という違いがあると感じています。
決して悪いと言っているわけではありませんので誤解されないようにお願いします。
私もフランスに行く前の若い頃と
フランスで働いて生活してからとでは意識は違います。
※ちなみにフランスではケーキを気に入って下さったお客様からチップを頂くこともあります。