前の記事の続きであり、
総務省が運営しているホームページの記述を問題にします。



行政相談FAQには、下記の質問及び解答が掲載されていますが、

解答は思いっきり間違えています。


Q4:電波で人体を攻撃できますか?
A4:日常の生活空間で人体に影響を与える電波はありません。また、人体を攻撃する電波(機械や装置)はありません。 
電波を発射する無線局は微弱な電波を除き、電波法により総務大臣の免許を受けて使われており、免許制度では安全・安心に電波利用できるために電波防護基準の適用を義務付け守られています。 
また、電波法による高周波利用設備の許可や型式確認を受けた高周波加熱器(例えば、電子レンジ、電磁調理器)、医療用設備のMRI(人体透視装置)などがありますが、いずれも人体には安全に使用できるように造られています。 
なお、『電波の影響で体が悪くなった。』という相談もありますが、お体の具合は専門のお医者様にご相談するようお願いしています。



戦前の帝国陸軍登戸研究所は、
人体を攻撃する電波を発射する電波兵器を研究開発していました[1]。

各国の軍隊も同様に電波兵器を研究開発しています。

レーダーはターゲットの位置、動き、サイズなどを検出する装置であり、
ターゲットを検出するために、直進する電波を発射します。

対人レーダーはターゲットが人体です。

日本では対人レーダーは防衛秘密に指定されています。

一方、米国では、人間をターゲットとするレーダーそのものは、
防衛秘密でなく、
インターネットでも対人レーダーを調べることができます。

対人レーダーを応用した電波兵器は、
レーダーの機能により人間の位置を捕捉した後、
強烈な電波を発射して、人間を攻撃することができます。

人体を攻撃する電波として、テンカンを起こす電波兵器は、
2006年12月13日に米国陸軍情報保全隊が機密解除しています。



文献

[1]

著者 渡辺賢二(明治大学文学部非常勤講師)
題名 陸軍登戸研究所と謀略戦
副題 科学者たちの戦争
出版社 吉川弘文館
出版年月日 2012年2月1日 



[2]
文書作成日 2006年12月13日
文書作成者 米国陸軍 情報保全隊 情報公開室
文書の標題 一部の非殺傷性兵器の生体効果
立証の趣旨 マイクロ波を人間の頭部に発射して、
テンカンを起こす電波兵器が開発されていること