【プライベートな夢とパブリックな願い】
息子が学校を決めました。
親としては色々口を出したくなる選択。

ところが、

なぜそこを選んだのか、その先の彼の道を聞いて、何にも言えなくなった。

息子には夢があるらしい。
料理人になるのだとか。

食物アレルギーで食べれるものを探す方が大変だった中、彼は自分で料理をし続けている。

オリジナリティ溢れるユニークな料理の数々に苦笑する日々。

そんな彼の夢の理由について「パブリックであることが素晴らしい」
と、兄弟子に言われて。

納得してしまった。
 

何のための夢なのか。
「夢という目標」を、「支える目的」が、とても大事。
 

料理人になる夢が、何のためなのか。

成功したい
人気者になりたい
お金持ちになりたい
楽をしたい
影響力をもちたい
親を楽にしたい
親に恩返しをしたい

自分が働くことで周りから得るお金を、
自分や自分の家族のために貰ったり使ったり、

その夢そのものが、
自分や家族のためにあるものではなく、
(一見美談に見えるでしょ?家族のために、、って。でもそれでは、帝王とは言えないのね、帝王学が考える魅力とは言えない。)

社会や世界の為であればあるほど、生きる意味に力と勇気が付加され、自分ごとではなくオールウィンになるほど周りからの応援も得て、
使命としての覚悟も大きく力となる。

「みんなと同じように食べれない子どもが、みんなと一緒に美味しく楽しく食べれる世界が当たり前になるように。
料理人になり、その世界を作る。

そのために人に会う。
世界中の人に会いに行く。
中学高校はあちこちに留学できる所を選んだ。」

何のために、目標を叶えるのか。
この、「何のために」が、常に大事だ。

だいたいは、葛藤や苦しみから生まれる。
だから、周りに葛藤したり苦しんだりする方がいらしたとしても、可哀想だと同情するのは心の中に抑える。

そして、だからあなたは強くなるのだ。と、力に変換していく。

そこには、生きる意味が隠れているから。

 
覚えていて欲しい。
プライベートな個人的な夢には、
必ずパブリックな祈りが込められている。
あなたの個人的な望みは、あなた一人のものではなく、必ずその先に、パブリックな願いがある。

見つけるお手伝いをアウェイクニングはしています。
まずは、自分を認識するところから。

それにしても、いつのまにか、
こんなパブリックの夢を形にしていたとは、、、、

ま、夢は変わっていい。

志せた息子の勇気に、苦しかった体験への感謝を思う。

帝王学生きる道シリーズ三つ目の記事
一つ目は【許可と躾】
二つ目は【どう生きるのか〜ただそれだけ】