昨夜の熊本での地震、被災に合われたにお見舞い申し上げます。


 ところで、今朝の日本経済新聞3面に 人工知能作品に「著作権」 のタイトルの記事が掲載されていた。


 記事のタイトルからすると、人工知能(AI)がつくった音楽、小説などの作品を著作権で保護するように読める。


 しかし、記事によると、「政府知財本部は、具体的には著作権に代えて、商標のようにAI創作物の権利を保護する新たな登録制度を設けたり、不正競争防止法改正などで無断利用を禁じたりすることを検討する。」とのこと。


 法整備の方針などについて、 知財本部内の委員会から、4月18日に報告書が公表されるので、詳細についてはそれを待つしかない。


 ただ、「著作権に代えて」といっているので著作権自体で保護する訳ではないらしい。


 何故なんだろう。


 記事によると、「現行の著作権法では人による作品にしか著作権を認められていないため、・・・」とある。


 確かに、現行著作権法では、第2条第1項第1号で、著作物について「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」と定義している。


 少し乱暴ではあるが、日本の現行著作権法は、「人の精神的労力」によって生まれたものに保護を与える法律であるといえる。


 そうであるならば、記事にあるように、米国の著作権法に倣って著作物の定義として、人による作品であることを明示的に限定しなければ、済むとは思うが、どうもそんな簡単なことではないらしい。