「できるだけ多くの人に
知ってもらいたい/買ってほしい」
どんな事業者さんにとっても悲願。
でも、そこを目標に販促する限り、
大きな落とし穴が待ち受けている。
ご存知でしたか
今日も「オモシロイはサイキョー」
が旗印の堀美和子のブログに来てくれて
ありがとうございます~!
ホンマ感謝ですっ!
できるだけ多くの人に
知ってもらいたい/買ってほしい。
だから
あらゆる人を対象にした広告を作る。
これ、一見正しいように思えます。
でも本当にそうなんでしょうか
できるだけ多くの人を対象にした
CMを考えてみますね。
商品は家庭で使うもの
としましょう。
ありがちなのがこういう家族の想定。
いわゆる標準世帯※です。
※夫婦と子供2人の4人で構成される
世帯のうち、有業者が世帯主1人だけの
世帯に限定したもの。
但し、平成17年以降、
「標準世帯」という用語は用いていない。
(総務省統計局HPより引用)
4人家族のそれぞれが
朝起きて、家で・活動先で
その品を使う。
そんなCMです。
今あなたの頭の中には、
いろんな品がいろんな所で
使われたり飲食されたりする
絵(シーン)が浮かんだと思います。
でも、そういうシーンって、
どこかで見た・聞いたこと
ありませんか
そして、
「あー、どっかで見たよね。
でもなんだったっけ?」
になってませんか
(例えばこういうありがちなシーンって
全く記憶に残らない。)
できるだけ多くの人を対象に
CMを作ろうとしたら、
そういうことになるのです。
どっかで見た・聞いた
=どこのどれでも同じ。
もしこの方程式から無理矢理
抜け出そうとしたら、
超有名タレントを起用する、
くらいしかなさそうです。
(例えばこういう方々とか。)
そういう方々にお願いしようと
すると、、、かなりかかります。
出演費に加えて、
(CMや広告の)製作費や、
テレビの電波に乗せたり
新聞に載せたりする媒体料も合わせれば
どんだけぇ~なお金がかかります。
仮にそれだけのお金を
用意できたとしても、
そういう“標準世帯”を描いたCMなり
カタログなりって、
この多様性の時代に
標準世帯を“我がこと”として
捉えてくれる人って
実はもう少数派。
6年前でさえこうですからね。
多様性が叫ばれ、
男性の同性カップルに対して
続き柄欄に「夫(未届)」と
記載した住民票も交付されるのが
今という時代です。
(5/28朝日新聞朝刊より
長崎県大村市の例)
そういう中では、
“標準世帯”を強調した構図は
却ってリスクかもしれない。
これらの背景があってなお、
「とにかくできるだけ多くの人を
対象にしたいんだ。
金に糸目は付けない」
という選択をされるのなら、
それはそれでいいと思います。
たくさんのお金を使って
経済を回してください。
でも、そうでなければ、
“絞り”ましょう。
“絞った”ターゲットに向けて、
キチンとコンセプトを立て
首尾一貫した販促活動を
行っていきましょう。
強くおススメ致します。
来てくれはってありがとう~!m(_ _)m
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