長期にわたり、施設入居されていた教会員が召されました。
東京大空襲をくぐり抜け、クリスチャンとなって御主人の救いを祈っていらっしゃいました。
未信者のご主人を教会へ導かれ、ご主人が「洗礼を受けたい」とおっしゃったことを書かれた文章がありますのでご紹介いたします。
「主人が洗礼に導かれて」
去年(2009年)のある日曜日の朝、それまで快く教会へ送り出してくれていた主人が、「教会へ行く」と言って、一緒についてきてくれるようになりました。
そして、帰ってからも 「良い雰囲気で良いお証しを聴いた」と喜んで居りました。教会へ行くという夫の言葉を聞いて胸に「ぽう」と明るい灯がともった心地か致しました。
しかし、その後、数回礼拝を守れましたが、急に体調がくずれ、足許もおぼつかなく、声も小さく、全体に病人になった様子で、一人歩きはおろか、家に一人置いてくるという事もあぶなくなってきました。
四十年来の糖尿病が加齢によって悪化してきているものと思われます。今年に入り、入院三週間で検査治療となりましたが、治る病気ではありませんから、家でもはらはらしながら見守る毎日となりました。
折を見て耳の殆ど聞こえない夫に手紙を書きました。
「教会へ行きましょう 夫婦共に五十七年暮らした毎日でしたけれど、いずれ死によって別れなければならないのは『自明の理』であります。しかし其の時でも私はやはりあなたと一緒に居たいのです。永遠にあなたという夫と共に居たいです。それにはあなたも洗礼を受けて頂きたいのです。そして共に神の御愛のもと安らえたらどんなに幸いであるかと思うのです。」と申し述べましたところ、「洗礼を受けたい」とおだやかにうなづきました。
何という喜びでしょうか。その様な次第で先生にご相談致しました。
中西先生に先日お聴かせ頂いた聖書の福音。それは「神は私たち一人一人を愛していらっしゃること。神に背き死と裁きに服した人間をなおも愛して救い主キリストを送られ、御子キリストは人間の罪の身代わりとなり給い、十字架にかけられたこと。しかし三日目に復活されたこと、キリストを信ずる者は誰でも罪ゆるされ、復活したいのちにあずかること。」
何とありがたい事でしょうか。心から賛美申し上げます。
体調が整わず礼拝も完全に守られない夫ですが、私と共に神により頼み、祈りたいと願って居ります。
心もとない頼りない夫婦の私共にもかかわらず、中西先生を初めとして教会の皆様がお祈り下さいました。そして神様がお聞き届け下さいました。
心から神様の御愛に感謝申し上げ、教会の皆様のお祈りを感謝申し上げます。
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