I NYなみなさまへ
そんな私が10年以上前、初めてMETのJapanese Artに足を運んだとき、その存在感に感動したのが、尾形光琳の『八橋図』屏風
18世紀初頭、尾形光琳が京都で伊勢物語第九段「東下り」の「八橋」の場面を描いた国宝「燕子花図」屏風(根津美術館所蔵)から10年後、江戸での滞在を経て、光琳が再び同じテーマで筆をとったのがMETの「八橋図」屏風です。
この『八橋図』屏風を見たくて、NY時代もしばしばMETに足を運んでいました。ただ、日本美術については基本的に1年に2回、繊細な展示品は4回の入れ替えがあるので、私はここ数年お目にかかれておりません
とはいっても、METの日本美術は、日本では滅多にお目にかかれないような作品を常設で見ることができるのです
The Battles of the Hogen and Heiji Eras(保元・平時の乱合戦図屏風)
イサムノグチ(Isamu Noguchi)の『Stone Fountain』
湧き出る水の音がGalleryに静かに響く空間は本当に素晴らしいです
そしてこちらも大好きなReading Room
20世紀を代表する家具デザイナー、ジョージ・ナカシマ(George Nakashima)の作品は素材の美しさ&木のぬくもり…すべてが調和したステキな家具です。
そして…このReading Roomの窓から下をのぞくと…
Egypt Gallery・・・窓の外はセントラルパーク四季を感じられるお部屋です
次回はEgypt & Chineseをご紹介します