「日々の暮らし」 | 吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」店主時計屋マサの脱線ノート

吉祥寺の時計修理工房「マサズパスタイム」店主時計屋マサの脱線ノート

東京都武蔵野市吉祥寺でアンティーク時計の修理、販売をしています。店内には時計修理工房を併設し、分解掃除のみならず、オリジナル時計製作や部品製作なども行っています。

 

年が明けたと思ったらもう1月も後半に入り、生活はすっかり通常モードに入った。

 

1月18日。

 

今年も残すところ、350日足らず。

 

 

普段の私の一日の流れは、、、まず朝起きてコーヒーを淹れ、外に出てタバコを一服。

 

その後は洗面、髭剃り、、、ザクザクっとシリアルを食べてから健康棒にぶら下がって懸垂、バランスボールに腰かけて歯磨きしたら、水槽の海水魚に餌をやって、駅に向かう。

 

 

店に着いたら、またまたコーヒーで一服。

 

その後、金庫から精度試験中の時計の引き出しを引っ張り出し、それを持って作業台に着く。

 

試験中の時計は2~3個のこともあれば10個以上のこともあるし、そのままゼンマイを巻くだけですむこともあれば微調整をほどこしたりする日もあって、所要時間はバラバラ。

 

その後、この春パスタイム3年生になる真下と佐々木が仕上げた時計の検査作業なども終えて一段落するのは昼過ぎで、、、ここで愛妻弁当(?)の昼食となる。

 

 

昼食後に来客が無い場合は、そのまま修理作業に入る。

 

日によっては殆ど来客の無い日もあるし、あっても他の者が対応することも多いからそういう日は作業に集中するけど、、、反対に来客の多い日はほとんど一日作業台を離れているようなこともあって、この辺は完全にまちまち。

 

修理品の納期が時折遅れがちになったりというのは、こんなところにも一因があるのだ(言い訳か?)

 

 

話はちょっと逸れるけど、、、通常、時計メーカーや大概の時計修理店では、接客担当と修理担当は別になっている。

 

でも、うちでは私を含め全員がそれぞれ受付けから接客、修理作業、納品からお客さまのお茶の用意まで、全てを行う。

 

これに関しては、否定的な意見を耳にしたことも何度かあるが、気にしていない。

 

何故なら私の考えでは、販売商品にしろ修理品のご相談にしろ、時計の事に関して本当に的確にお答えできるのは、実際に時計をいじっている者だけだからだ。

 

 

話は更に脱線するが、、、昔からポンコツの古い車が好きで、日本でもアメリカでも、それこそ何10年も経ったボロボロの車をたくさん乗ってきた。

 

もっともこれは新品のバリっとした車を買えない経済的な事情もあったのだが、、いずれにせよ、こうなると機械的な不調に悩まされるのは日常茶飯事。

 

自宅でエンジンが掛からないのくらいはまだしも、出先で止まる、ボンネットから火を噴く、ブレーキが効かなくなる、ドアが外れる、排気管が落ちる、、、ほとんどなんでもあり。

 

自分の手に負えなければ、当然車屋に持っていったり引き取りに来てもらったりするわけだが、、、こういう時、対応する相手がメカニックでないと、話しが通じない。

 

 

「始動して直ぐはアイドリングも安定してるんだけど、ある程度水温が上がってくるとエンジンが吹けなくなって、しまいに止まるんだよね。 キャブレターかなー?」 なんて聞いても、相手が営業さんだったりすると 「うーん、。 まあ何ともいえないけど、メカニックに言っておきますよ」 

 

で 「修理できました」 ということで取りに行くと 「エンジンは特に問題は無いっていうことでした。 とりあえずエンジンオイル換えておきましたし調子いいから、もう大丈夫でしょう。」 

 

確かに目の前の車はブルルルーと快調にアイドリングしているが、、、それは元から問題なかったのだ。

 

しばらく走ってある程度エンジンが暖まってからが問題だったのだが、本当に私が言ったことがメカニックに通じているのか?

 

嫌な予感がしつつもとりあえず支払いを終え、首都高に乘った途端、、ブスブス、、ストン。

 

ドアを開けてハンドルを握ったまま首都高の出口まで車を押して、国道の路肩に置いたまま電車で帰って来たことも。

 

 

車以外にも、釣り具の修理なんかでこういうもどかしさを感じることは何度かあったし、今でもある。

 

これを読んでいる皆さんも、経験されたことはないだろうか?

 

確かに、対応しなければならない人数や業種、状況によっては必ずしも現実的でない場合もあるだろうけど、、、少なくともうちではそんな訳で、出来るだけお客さまと職人が直接接するようにしているのだ。

 

 

さてさて、脱線した話しを元に戻そう。

 

8時になって店が閉まると、お金の計算やその日にいただいたご注文などを確認した後、私は引き上げる。

 

古参の岩田と辻本も一緒に店を出るが、、、寺田以下の若手の3人は店に残って、修行(?)の続き。

 

 

駅に向かう途中で二人と別れた私はハモニカ横丁の前に差し掛かり、スーッと横丁に吸い込まれる日もあれば、無事に通過して電車に乗る日も。

 

もっとも難なく電車に乗ったからといって、必ずしも真っすぐ家に帰れる訳ではない。

 

JR国立駅から我が家に向かう道沿いには何ヶ所かの誘惑に満ちた店が点在し、門戸を広く開けている。

 

そして多くの場合、、、私は蠅取り草におびき寄せられた蠅のごとく、そこに貼りついてしまうことになるのだ。

 

 

 

 

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