スピリチュアル・ガイドが患者様にお与えになるメッセージを、スピリチュアル・ガイダンス（以下ガイダンス））と呼ぶことがあります。前世療法で知られるブライアン・ワイス先生の著作にも、ガイダンスが紹介されています。
ガイダンスは知恵に満ちており、時間と共に内容の深遠さに気づかされることが多いです。
リバーサイドメンタルクリニックの患者 E様は、仕事に行き詰まり、うつ病を発症されました。今世では特に宗教にご縁はありませんが、前世でイエス・キリストに深く影響を受けておいででした。
E様はこれまで、周りの人に対して劣等感を感じがちでした。ある診察で、E様のガイドは、このようなガイダンスをくださいました。
「物事のおおもとを正せば、全て愛に行きつきます。キリストは愛を説いて、許しを説いた。でも、彼自身ですら許すことと愛には苦しみました。
…（中略）
『自分は出来ないけれど、人は出来ていて』というこの愚かな考えを捨てなさい。
…（中略）
そして、イエス・キリストの道というのは、他の誰でも変わらない、同じように罪を背負った人間の証なのだということを、肝に銘じて理解しなさい。」
E様はこの言葉を紙に書き記し、ご自宅の壁に貼って、毎日唱えているそうです。治療が進むにつれ、この言葉は、益々 E様の中で意味深いものになっています。ガイドは E様の心に響く言葉を選んで伝えてくださっのだと感じます。本当にありがたいことです。
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