先日のブログでは、中野めぐみさん（30歳・仮名）が、中野さんの前世であるイザベルさんの人生の最期の思考のパターンを、未来世療法の後で繰り返してしまったことをお話しさせていただきました。
今日はその続きです。
私は中野さんに尋ねました。
「確かに、企業への就職であれば、起業より安定しているかもしれませんね。でも、あなたはそれで本当に人生に満足しますか？」
中野さんはちょっと困ったように俯いて、はにかみながら「満足しないです。」と答えました。
中野さんが未来世療法で自分の望む将来像を描き出したにも関わらず、フォローアップで真逆の方向にリバウンドしてしまったのは理由があります。
まず、長らく「自分にはむり」という思い込みで生きてきた場合、その信念が大きいため、いざ本当に自分が望むものや幸せを得るために行動を起こそうとすると、自分の望んでいるものがとても大きく感じられ、急に怖気づいて真逆の方向にリバウンドしてしまうことが、頻度として多くはありませんがあるのです。
現状を打破して自分が幸せになる選択をしていくためには、変化が必要になります。変化を起こすには、まだ見ぬ未来に向けて、最初の一歩を踏み出さなければなりません。不安が強いと特にそうですが、意外とこの一歩を踏み出す心のハードルが高いことがあるんですね。
続きます。
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