パッシブエアサイクルの家、事例ご紹介 家

 

千葉県流山市

 

アレルギーをお持ちのご主人からの「漆喰の家を建てたい」というご要望で完成した家です。

家の中で過ごされる時間が長くなるご夫婦のために、優雅で快適な空間づくりを大切にしました。「外部からの目線を気にせずに夫婦がのびのび寛げる家にしたいのでリビングは2階に。」これはお二人の最初からのご要望でした。2階のリビングはともすると1階や庭との距離感が生まれがちですが、階段をゆったり広めにとることで上り下りがあまり苦にならないように計画しています。

家の主照明はLED光源を使いました。建築とあわせて設計する「建築化照明」を随所に取り入れ、奥行を感じる落ち着いた空間になっています。
混ざりもののない本物の漆喰のパターンは、LED照明との相性が抜群です。ストレートになりがちなLEDの明かりを拡散する効果があり、やわらかい空間を演出しています。

入居後の声
「この漆喰はいい。湿気や臭いを吸着してくれるからトイレや洗面所など比較的狭い空間も嫌な臭いがなく快適です。結露も全くありません」「LEDを使った陰影のある空間は心が安らぎます」

延床面積37.10坪(1階18.33坪 2階18.78坪)

 

ワンルームの2階LDK。勾配天井の下を東西に貫く太い梁が空間を力強く支える。

 

 

オーダー制作によるキッチン。木部はウォールナット。シンクをコンパクトにし、その分作業スペースを広めにとった。

 

 

キッチン上はトップライトとLED照明を組み合わせて。日中は自然光を採り込める。

 

 

1階寝室。ベッドヘッドに間接照明を組込み、枕元にスポット照明を。扉や家具を造作したことで、素材やデザインが統一され落ち着きのある空間となった。

 

 

土間、ホール合わせて約6.5畳のゆとりの玄関スペース。シューズボックスは収納量を十分にとった。風通しを考え、玄関ドア横の窓は下部を開閉可能なジャロジー窓に。階段に設けた窓とで、風の通り道が生まれる。

 

 

漆喰の壁、天井の白が清潔感に溢れる洗面脱衣室(1階)。漆喰は呼吸する素材なので、湿度が高くなりがちなスペースも快適に。洗面カウンターの脇の収納は、階段下スペースを利用。床はタイル仕上。

 

 

 

玄関アプローチ。LEDのエクステリアフットライトは適度な明るさが優しく家へと誘う。木製玄関ドア・サッシ、軒裏の木部が外観に温もりを添えている。

 

 

 

Detail.1【テイストを揃えた家具、建具】

 

造作家具や建具はオーダーメイド制作。1階はドアや収納建具をナラ材で統一。2階のキッチン、キッチンカウンター、ダイニングテーブル食器棚、造作収納はウォールナットで統一しました。

 

 

Detail.2【漆喰で表現した曲線のライン】

壁、天井のラインを曲線にし優しさ、柔らかさを表現。また、仕上げの一部を高度な左官技術が必要とされる「磨き仕上げ」にするなど、職人の力量を発揮できる場にもなりました。

 

 

Detail.3【暮らしに合わせてつくる収納】

 

玄関は天井高いっぱいまで収納を確保。テニスや登山をされるご夫妻、道具など嵩が張るものも、この中にすべて収納。また、Hさんのリクエストにより、2階の階段立ち上がり部分(ソファの後ろ)に掃除機の収納スペースを設けました。使いたい時にすぐ取り出すことができて、大変便利だそうです。

 

 

Detail.4【小さな空間の面白さ】

1階トイレは階段下、2階のトイレは正方形のスペースと変化のあるトイレ空間。小さな空間ながら飾り棚や収納スペースも設けている。「不思議と落ち着く」とHさんにとってお気に入りの空間になっているようです。

 

 

Detail.5【アイアンの花台で住まいを、街を、彩る】

2階南面の出窓3ヶ所に設置されたオーダーの花台。「バルコニーにするか花台にするか‥」最後まで悩まれていらしたHさんですが、実際に生活が始まると「花台にしてよかった。自分たちだけでなく道行く方たちにもお花を楽しんで頂けてうれしい」とのご感想。

 

 

 

見取り図

見取り図

 

 

 

 

  パッシブエアサイクル工法

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