こんにちは!

 

前々回に間取りを紹介させていただいた、神奈川県Oさんの事例を紹介させて頂きます。

https://ameblo.jp/passive-pppac/entry-12359440766.html

 

PAC住宅に入居して3年が経ちました。限られた敷地と予算の中で限りない夢をかたちにしてできた家。間取り図を眺めているときには想像できなかった。住んではじめて知った快適さや驚きがありました。
建坪の約4分の1にあたる広い玄関は横に長く、和室ともつながります。玄関土間の一部にはすのこ状の床板をはめ込むことで、玄関の床部分を広げられるようになっています。子どもの節句に合せてひな人形や、季節の設えをたのしむ時に使います。


間口の広い玄関とオープンにつながる和室


和室は寝室としても使っているので、地震対策に家具は何も置かないと決め、結果すっきりと使うことが出来ました。また、玄関と仕切る引き戸の開閉で雰囲気ががらりと変わります。夜寝るときに引き戸を閉めると静かな個室空間が生まれます。引き戸を開ければ玄関と一体の空間となり解放感が得られ、特に押し入れや納戸の片付けの時には太陽の光や風を通すことが出来て気持ちが良いです。1階の納戸は予想外にPACの効果を一番実感する場所でした。冬暖かく夏も涼しく着替えがとても楽です。

2階は家族で過ごすスペースと子供のコーナーがあります。ここはトイレ以外に扉がありません。キッチン、ダイニング、リビング、が一つとなった空間はとにかく冬は暖かく、毎朝5時頃起きますが、室温は11℃から13℃くらい。寒いと感じる朝はほとんどありません。かくれん房を設置していますが、わが家は10日に1度運転する程度です。一晩付けると1週間くらい温もりが残るような感じがします。天気予報を見て判断することも有りますが、自分の勘を頼りにスイッチを入れています。洗面所、納戸など狭いスペースは閉めッ切ったままだと少し暖かくなりすぎるので、扉の開閉具合、温度設定、スイッチを入れる時刻など勉強しがいがあります。夏は遮光性のあるブラインドで採光を調節しています。

リビングはいろいろなものにあふれてしまいがちなので、必要なものの量やサイズ等を十分検討し、造付け家具をつくって頂きました。

2方向からの光が差し込む明るいリビング、ダイニング。

 


早くも収納しているものの内容や量は変わっていますが、なるべくはみ出さないよう気をつけています。パソコンスペースのコンセントの周辺は既にタコ足状態で、まわりにもう少し差し込み口を用意しておけばよかったと思います。

二人の子どものスペースは、1人ずつ部屋をつくるのではなく、勉強コーナーと、遊ぶ・寝るコーナーに分かれています。勉強コーナーは、机、ロッカータンス、整理棚が各二つと、本箱が三つ。造り付けの家具の方が収納量はあると思いますが、将来的なことも考え置き家具にしました。このコーナーは北側にありますが、それぞれの机の上にある二つのトップライトで、一年中安定した明るさの光を取入れることができます。勉強コーナーとつながるロフトは遊ぶ・寝るコーナー。居間からは見えそうで見えない空間となっています。屋根裏だけに真夏は多少、寝苦しいときもあります。
我が家はそれぞれの空間に特徴があり、建具の開閉などで違った表情を楽しめる、バリエーションのある家です。又これから、時間の経過によっても家が素敵な表情を見せてくれたらと楽しみに思います。

 

本棚を挟んで机が並ぶ子どもたちの勉強コーナーとロフト。

 

<<家づくりセミナーを予定しています。>>

日時:2018年3月25日(日)10:30~12:00 

場所:日本橋 エアサイクルハウジングミーティングルーム

家づくりセミナー@日本橋「壁の中を空気が流れるヒミツ!(パッシブエアサイクル工法とは)」

太陽熱を利用するパッシブエアサイクルの原理、
電気を使わずに流れる空気で家の健康性と家族の健康を守りつづける建物の構造、
そして夏と冬の空気の流れを住宅模型で見ていただきます。