大道芸W杯in静岡
秋も深まり、いよいよ調布祭が近づいてきたことを肌で感じるこの季節。
Passageメンバーは調布祭にて行なわれるジャグリングショー「ジャグルトリカルパレード」の準備を着々と進めています。
そんな中、Passageメンバーの数人で11月2~5日に静岡駅周辺で行なわれた、大道芸W杯in静岡に参加してきました。
ちょうど祝日ということもあり、ワールドカップ審査日の3日(金)に行くことが出来ました。
今回の参加者はmogue、ごーと、Poikeda、いちお、エリック、社長の6名でした。
今回の静岡行きは、
2日の児童館練習終了後に調布駅直行(21:30)
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品川駅からJR東海道線で小田原へ(23:00)
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小田原着。社長の家に泊めてもらいました。(0:30)
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社長のご家族にお礼を言って小田原発。御殿場線を乗り継ぎ、JR東海道線で静岡へ。(6:30)
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ごーとが道中デビルスティックを紛失(未明)
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ごーとを除く5名静岡着(9:00)
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ごーと静岡着(9:30)
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デビルスティック東京着(未明)
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やっとメインイベントの大道芸W杯in静岡(10:30~20:30)
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エリック先に帰宅(20:00)
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高速バスで一路東京へ(0:00)
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東京駅着。新宿へ行って京王線からそれぞれ家路に着く(6:00)
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いちお、Poikedaそのままバイトへ
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ごーと、東京駅でデビルスティックと再会(5日13:00)
・・・と、かなりタイトなスケジュールとなりました。
途中にさまざまなイベントが起きましたが、何はともあれ、私たちは世界中から集まってきた大道芸人のすばらしい芸を楽しんできました。
ここから私たちが見たパフォーマンスについての紹介と私の個人的な感想を書かせていただきます。
Mr.アパッチ
鞄を飛び越えたり、人を飛び越えたりとハイレベルなBMXショー。
高い技術に加え、見る人を楽しませる術も心得ていて、最初に見る演技としてうってつけだったと思います。
観客からは拍手と笑いが絶えませんでした。
個人的にはお父さん世代を狙った客いじりが面白かったです。
トレスパス
男女二人とコントラバス奏者によるディアボロの演技。
ハイレベルな技をこなしつつ、芸術性の高い演技に仕上げていて、客席からは拍手より驚きのため息が聞こえてきました。
いままで見たことのないタイプの技・演技で、全体の中でも異彩を放っていました。
タカシェンカ
私は最後のファイアートーチしか見られませんでしたが、最初にやったトライアングルフープの演技が面白かったみたいです。
ファイアートーチではナンバーズもやって迫力満点でした。
矢部亮
もはや言わずと知れたIJA世界チャンピオン。
しかし、私は大道芸で見るのは初めてでした。
開始時間前からすでにたくさんの人が集まっていました。
ディアボロの演技はもちろんのこと、大き目のリングの演技も安定していて動きの綺麗さに見入ってしまいました。
スピニングボールを子供に持たせたりと、観客参加型の要素もあってよかったです。
私たちが見たときは4ディアを一発で決めたのが圧巻でした。
16:00~18:15プレミアムステージ第3部
大道芸W杯の主なパフォーマーを落ち着いて見られる唯一のポイント(らしいです)。
プレミアムステージのチケットは9:30から発売でしたが、その前から販売所の前に長い行列が出来ていました。
私たちの番が回ってきたときには、すでに1部のチケットは売り切れという状態でしたが、ねらい目の3部のチケットは購入することが出来ました。
会場前にも行列が出来ていて、私たちはなんとかステージが見渡せるポジションに陣取ることが出来ました。
特にジャグリングで印象に残った二人を紹介します。
アラン・シュルツ(プレミアムステージ)
W杯に2年ぶりの出場。前回はその笑顔とテクニックで13歳にして銅賞を受賞。
今年もバウンスボールと軽快なステップによる演技で観客を魅了していました。
私たちのように、アラン目当てに第3部のチケットを取った人も多いのではないでしょうか。
とにかく技術が桁外れで、特にバウンスしているボールの間を高速ステップでくぐり抜ける技は、すごいとしか言いようがありませんでした。
ボールを渡しているアランのお父さんもノリノリでした。
演技の最後にはアランがワールドレコードに挑戦!惜しくも決まりませんでしたが、11個のボールがすべて軌道に乗ったときは思わず声を上げて驚きました。
(実は失敗したのはこのときだけで、それ以外のところでは決めていたみたいです)
アンディ・ゲブハルト(プレミアムステージ)
シガーボックス、ボール、デビルスティックとどれもレベルの高い演技でした。
特にシガーボックスは初めて見るような技もあり、抜きん出ていたように思えました。
しかし、アンディの一番の魅力は味のあるトーク。
そのどこか憎めないトークに、パサージュメンバーはすっかりファンになりました。
プレミアムステージを見ているうちにすっかり空が暗くなったので、出店を回ってひとまず腹ごしらえをしました。
黒い汁を使った静岡のおでんや、韓国料理のテジカルビなど変わったものもありました。
トレスパス(二回目)
昼に見たときとはまた違った印象を受けました。
夜の雰囲気にコントラバスの音色がマッチしてよりムーディーになっていました。
特に演技で変更したところはなかったのですが、昼に決まらなかった技が決まったりしたので、見てよかったです。
ニーニョ・コストリニ
静岡の思い出の最後を飾るのにふさわしい痛快コメディパフォーマンス!
15分近く舞台には上がらずに、客席で笑いを取るなどとにかく型破りでした。
それでいてジャグリングの技術がものすごく高いのに驚きました。
技術を見せるのではなく、パフォーマーと観客全体が一体になって楽しめる演技はすばらしかったです。
最後のニーニョを見たところで私たちは高速バスで東京へ戻りました。
後日、W杯の審査結果が発表されました。
【ワールドカップ チャンピオン】
アラン シュルツ(チェコ・男1名 ジャグリング)
【銀賞】
ニーニョ コストリニ(フランス・男1名 コメディ)
【銅賞】
カナコフ(ロシア ベラルーシ・男3名 女1名 ロシアンバー)
三日間のうちの一日しか静岡にいることは出来ませんでしたが、ちょうど一位と二位のパフォーマンスを見ることが出来てよかったです。
文責・Poikeda 写真・mogue