概要

カリフォルニアワインの頂点に君臨する最高峰のワインこそ『オーパス・ワン』です。

 

そんな最高級ワインを知るためには、まずオーパス・ワン・ワイナリーの歴史とカリフォルニアワインの歴史を知ることから始めてみましょう。

 

目次[非表示]

オーパス・ワン・ワイナリーの歴史

カリフォルニアワインとは

カリフォルニア、ナパ・ヴァレーの気候と土壌

栽培と収穫・製法について

オーパス・ワンの味わい

まとめ

オーパス・ワン・ワイナリーの歴史

オーパス・ワン(引用:Opus Oneワイナリーオフィシャルウェブサイト)

オーパス・ワンが作られているオーパス・ワン・ワイナリーの歴史を見ていきましょう。

 

1978年にフィリップ・ド・ロッチルド男爵とロバート・モンダヴィの二人によって合弁事業として設立されます。

 

フィリップ・ド・ロッチルド男爵とは、フランスの有名なシャトーである「シャトー・ムートン・ロートシルト」の所有者で、ワイン製造業者であり貴族というフランスワインでも有名な方です。

 

ロバート・モンダヴィ氏は、カリフォルニアワインを世界に広めた第一人者として有名であり、彼は技術革新と戦略的マーケティング能力の天才といわれた人物です。

 

そんな二人が、ガベルネ・ソーヴィニヨンの品種に基づくボルドー風ブランドワインを作ろうと一致団結して合弁事業をおこなうこととなったのがこの年でした。

 

オーパス・ワン・ワイナリーは、カリフォルニア州オークビルの、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーからカリフォルニア州道路29号を横切った場所にあります。

 

この合弁事業の立ち上げにより、急成長中であったナパ・ワインの格がさらに上がったといわれています。

 

カリフォルニアワインとは

オーパス・ワン(引用:Amazon)

そもそも、オーパス・ワン・ワイナリーができる前までのカリフォルニアワインはどのようなものだったのでしょうか。

 

実は、1769年に修道士がサンディエゴに伝道所をつくり、礼拝用のワインを必要としたためにブドウ畑を作ったことがはじまりでした。

 

1800年代には、ゴールドラッシュによりカリフォルニアへ働きにくる人々が増えたことでワイン産業も大きく発展していきました。

 

しかし、1920年から13年間の間は禁酒法によりワインの製造がおこなえないという時代もあり、わずかに礼拝用ワインの生産のみで廃業していく苦難な時代もありました。

 

第二次世界大戦などが終わり、平和な世の中になってきたころに再び醸造家が「ナパ・ソノマ」に集結し始め高品質なワイン生産を行い始めます。

 

カリフォルニアワインの格をあげ始めたのは、1976年フランスワインとアメリカワインの対決、「パリスの審判」というものでした。

 

ナパ・ヴァレーやカリフォルニアワインは、ブルゴーニュの最高峰ワインを退け最高評価を得ました。

 

これにより世界での名声が高まり始めていた時代にオーパス・ワン・ワイナリーの合弁事業が始まり、さらなる格上げとなったのです。

 

フランスワインなどのように長い歴史はありませんし、苦難な時代も多くあった中で角実に質の良いワインを作り上げることができた背景にある気候や土壌はどのようなものでしょうか。

 

カリフォルニア、ナパ・ヴァレーの気候と土壌

ナパ・ヴァレーがある場所は、カリフォルニアの沿岸側で太平洋の海の影響を受けやすいため、湿度が高いのが特徴です。

 

年間を通して温暖で穏やかな地中海性気候と呼ばれる場所です。

 

土壌は、ナパ・ヴァレーだけでも33種類の土壌があります。

 

砂や粘土だけでなく火山灰や海底土など世界中の土壌の種類の半分がここに集結しているまさに土壌の混在地区なのです。

 

気候は地中海性気候で、日照時間が長く土壌も種類に跳んでいるため、ブドウ栽培に適した場所であったといえます。

 

そんな場所での栽培方法と収穫、そしてワインの製法はどのようなものでしょうか。

 

栽培と収穫・製法について

オーパス・ワン・ワイナリーでは、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培を自然農法によって栽培します。

 

こうして栽培されたブドウの実の収穫は、「ナイトハーベスト」という収穫方法を採用して実行されています。

 

この「ナイトハーベスト」とは、夜間の日が昇らないうちに収穫をおこなうことです。

 

この収穫方法をおこなうことで、果実の糖度を抑えることが可能となり、ブドウのコンディションを最高の状態で摘み取ることができるのです。

 

この摘み取り作業においても、すべて人の手により手摘みが行われます。

 

手摘みされたブドウは、さらに人の目によって選果され厳選したブドウのみを使用します。

 

醸造過程においても「グラヴィティフロー」を導入しています。

 

これは、重力の力を利用してブドウやワインを移動させるものです。

 

この方法であれば、ブドウが移動の際につぶれてしまうことを避け、ワインは不必要な衝撃や圧力が加わることを避けられるのです。

 

さらに、厳選されたブドウの大きさごとにタンクを選別して入れます。

 

このタンク内では、徹底した温度管理ができるようシステム管理がおこなわれています。

 

そのため、温度変化はなく、常に最適な温度でオーパス・ワンを製造することができます。

 

オーパス・ワンは、手摘みで収穫した時から約3年の歳月と手間暇をかけて販売にいたるのです。

 

オーパス・ワンの味わい

オーパス・ワン(引用:Opus Oneワイナリーオフィシャルウェブサイト)

時間と手間がかかり、気候と豊富な土壌に恵まれたオーパス・ワンの味とはどのようなものだと思いますか?

 

オーパス・ワンは、作られた年代で味が違い、1つとして同じ味わいはありません。

 

しかし共通して言える味は、ブドウの品種であるガルベネの

 

 重厚な味わいと深み

 フレッシュさ

 華やかな香り

これらが特徴といえます。

 

例えば、『オーパス・ワン2013年ビンテージ』は、オーパス・ワン史上最高の当たり年といわれています。

 

このワインの味わいは、重厚感とフレッシュさのバランスが取れ、タンニンのしなやかさ、後味にはチョコレートを思い起こさせる味わいとなっています。

 

まとめ

オーパス・ワンは、巨匠二人の夢を叶えたワインです。

 

カリフォルニアワインの最高峰として君臨するこのワインは、手間暇を惜しまず、徹底した品質管理のもと作られた最高品質のワインとなっています。

 

巨匠の想いと、カリフォルニアの気候や土壌、を感じながら飲みたい逸品です。

 

オーパス・ワンの豆知識

カリフォルニアが生んだオーパス・ワン

オーパス・ワン1979年オーパス・ワン2014年

オーパス・ワン その他年代

 

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