今夜はあまり面白くも楽しくもない話なので、スルーしても問題ありません。














ここでの僕は、皆さんのブログにコメントしたりしますが、リアルの僕は、人付き合いがとても苦手です。
仕事という名目があれば、スイッチを切り替えることはできます。お金を戴く訳ですから。
ただ、後で必ずしわ寄せが来ます。



うつ病と診断されて、もうすぐ9年半になろうとしています。


その間、一度は社会復帰を目指そうとしましたが、結局ダメでした。
そして通っていた就労支援事業所のスタッフさんがほぼ人事異動になり、その環境に対応できずに、退所しました。
リバウンドが来て、2年間引きこもりになりました。


それから、少しでも社会の役に立てればと思い、今のB型支援事業所に通い始めました。
一昨年の冬までは、午前中だけですがほぼ毎日通い、児童養護施設の清掃を任されるようになりました。
当初は二人での作業でしたが、相方が病気になり、一人で一月に10日ほど働きました。


昨年の今頃から、体がついて行けなくなり、週に一日に減らしてもらいました。



そして昨年の4月、またしても事業所の所長とスタッフさんが退職されて、環境が変わりました。
以前のスタッフさんや所長は、とても僕たちに寄り添うスタンスで、事業所内のこと以外に、私生活のことにも気を配ってくださり、特に所長さんはよく個別で呼んで、いろいろ話をされてました。僕はあまり呼ばれませんでしたが。



今の所長やスタッフさんは、あまりそういうことはしません。それよりも、利益を優先する傾向にあり、内職で働いた工賃は、以前の半分になりました。作業内容はほとんど変わらないのに。
お金がどうこうと言いたくはありませんが、だんだん居心地が悪く、午前中だけでもとても精神的に疲れ果てるようになりました。
今では一人で作業する児童養護施設の清掃だけしか行きません。



元々人付き合いが苦手な僕なので、特定の人とは話しますが、週一なので、その関係も希薄になっています。



でも、僕は淋しいとは全く思いません。
かえって、煩わしい人間関係が減ったので、その面では気楽になりました。



そんな日々を過ごす中。



僕は、僕自身の存在意義が分からなくなってきました。
ちょっと働いて、部屋でスマホでゲームをしたり、動画を観たり。
贅沢さえしなければ、保護費で十分暮らせます。
そんな毎日の為に、僕は何故にここにいるのでしょう?
何かやりたいことがある訳でもなく。
こんな生活の繰り返し。
ただの社会のお荷物でしかありません。



それでも、僕がここにいるのは、ラムネがいるからです。
ラムネは、僕に対してはとても懐いていますが、爪切りに動物病院に連れて行くと、フリーズします。僕以外の人をとても怖がるんです。
なので、爪切り後に抱っこすると、べったり甘えてきます。



僕は、働いていた時、自分の人生は50年と決めていました。
それまで、いろいろな人に迷惑をかけましたし、老いて自分の身体が思うように動かせなくなってまで、醜態を晒して生きているつもりはありません。そこまで生に執着はないので。



僕が働けなくなり、生活保護を受けたその足で、ゴルハムのいたみんをお迎えしました。ハムスターならば、僕の50年計画の中に収まると思いました。元々、ハムスターは実家で飼っていて、自分でも飼ってみたかったので。



そこで僕は、自分が動物好きだと初めて知りました。もちろん、いたみんがとても僕に懐いてくれたからでもあります。



半年後にカイトをお迎えしましたが、臆病で僕の指に噛みつきまくったカイトを手乗りにするにはかなり時間がかかりました。でも、それはいい経験だったと思います。



更に僕は、モルモットのアリアしゃちょーをお迎えしたのですが、エンセファリトゾーンにかかり、あっけなく亡くなってしまいました。
それ以来、モルモットは苦手です。



ちょうどその頃、就労支援事業所を退所するタイミングだったのですが、里親募集で薫を見つけ、お迎えすることにしました。
ウサギさんのことは何も知らず、お迎えまでの1か月で、ある程度の知識を持ちました。



薫は飼い主が変わったことにとても動揺していて、へやんぽをしていても、僕の腕に噛みつく程でした。でも、カイトを手乗りに出来た経験が生きて、時間をかけて、ゆっくり距離を縮めました。
そして、夕方にケージの掃除をしていると、ひっくり返って僕になでなでを要求するまでになりました。
薫が寿命を全うできれば、大体僕の50年計画に収まりそうだったので、そのままでいてくれてほしかったです。



しかし、ある冬の日、薫は月へ帰ってしまいました。



以前のブログにも書いたので、ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、僕はラムネをお迎えしました。
衝動的な行動でしたが、ペットショップでのラムネは僕の腕の中で大人しく抱っこさせてくれて、一目惚れしました。



ラムネも、あまり他の人が介入していなかったようで、環境に慣らす1週間を待たずに、お世話をする僕の手を舐めてくるようになりました。
ラムネは、舐めウサギさんでした。
今でも、へやんぽ前に必ず抱っこしますが、ほとんど暴れず、僕の腕の中で撫でてまったりします。



一昨年、うっ滞で2回入院しましたが、今はモリモリチモって、へやんぽではじゃれて、僕のそばでまったり撫でて溶けています。



僕の人生50年計画は、ラムネが天寿を全うするまで延期です。
なんなら、ラムネが12歳になるまでの、60年計画に変更です。もちろん、僕はそれ以上を望みますが。
ラムネはもう、他の人には懐かない仔になってしまったので。
まだまだ元気で、毎晩僕の腕にマウンティングしてきます。僕の腕は傷だらけです。それを良しとする飼い主さんはいないでしょう。








ラムネがいなかったら、僕の人生はとっくに終わっていました。
僕は、僕の責任において、ラムネを最後までお世話します。



まだ、僕は自分の存在意義を認めた訳ではありません。
最後にこんな人生も、悪くないかも。
でも、もうウサギさんはお迎えできないでしょう。
ラムネほど懐く仔はいないと思うので。