みなさん、こんにちは。

パートナーズリンク結婚相談所・代表の石川です。

 

私達が普段から接する人間関係って距離感が必要だと思いませんか?

今日は人と人が上手くいく距離感について書こうと思います。

 

中日ドラゴンズの松坂投手がファンの方に右腕を引かれ戦線離脱したそうです。

恐らくファンの方は悪気など無く興奮のあまり

憧れだった松坂選手を触ろうとして腕を引っ張ってしまったのだろうと思います。

また、先般、新潟のアイドルがファンに自宅前で待ち伏せされて暴行を受けた等のニュースも痛ましい思いでみていました。

 

私達は自分を含めて立場というものがあります。

客とお店、ファンと芸能人、友達同士、上司と部下、夫婦も然り。

自分のおかれた立場と相手の立場との距離が狂うと関係が崩れてしまうと思います。

ファンだったら何をしても良い

客なんだから何でも要求する

友達なんだから何を言っても良い

夫婦なんだから・・・部下なんだから・・・・

お互いの距離の垣根を超えてしまったら人間関係なんて大変な事になってしまいますよね。

 

相手を思うからこそそっとしておいてあげる。

大切に思うからこそ見守る

相手の立場を尊重して自分は我慢する

 

こういう思いやりは、お互いの距離を大切にしていることだと思うのです。

「人の間と書いて人間」ならば、人の間の関係は人と人との距離感が大切というのも然もありなんではないでしょうか。

 

日本のスーパースター矢沢永吉さんは、先日、過激な一部のファンを出入り禁止にしました。

「永ちゃんのコンサートに行きたいけどコアなファンが怖くて行かれない」というファンの声に

「自分のライブはみんなにハッピーになってもらいたい」という永ちゃんの大英断はカッコイイと思いました。

 

やはり

距離を詰め過ぎて垣根を超えてしまった人間関係というのはどちらかにストレスがかかります。

 

結婚相談所を経営する私がこんな話を紹介するのは可笑しいですが

私が尊敬する白洲次郎氏は「夫婦円満の秘訣は一緒にいないことだ」と明言を残しています。

もちろん、これはプリンシプル(原理・原則)を大切にする白洲次郎だからこそ信頼関係という大きな柵の中でという前提でしょうが何とも懐の深さを感じる名言です。

とはいえ、戦後のGHQ占領から日本の立場を守るために奔走していた白洲次郎は実際の生活でもあまり一緒にいることも出来なかったのではないでしょうか。

しかし、それが白洲夫婦にとってベストな距離感だったのかもしれません。

 

私達も

時に腹を割って笑い合い、時に肩を組んで励まし合い

だけど『時に相手を尊重し敬う』ような関係が構築できたら理想だと思います。

 

月、地球、太陽のように近づいたり離れたり、絶妙で最高の距離感で何年も何十年も良い人間関係を築いていきたいものです。