先月のブログで書きましたが、とうとうコロナ禍7年もかかって「区切り打ち遍路」延べ12回の四国羽田の往復旅が、この春終わりました。台風災害による遍路道の崩壊、コロナ自粛、仕事上トラブルによるキャンセルなどイロイロありました。

 私は一人なので、延々長距離区間は、鉄道もバスも利用。こうした何回かに分けての遍路を「区切り打ち」といいます。
20221220_073908私の得たお遍路の思い。

①どの順で回ってもよい。順番が違うと御朱印の際言われたのは一回だけ

②国道のトンネル、長距離歩行区間はバス列車も使い、交通安全を優先

③一日22㎞程が翌日を考えた私の上限、10㎞1区、5㎞2区とあと少しがベストの行程。苦行ではなく道を楽しむ

④高知県と愛媛南部は延々距離を突きつけられる。交通手段の活用が助けになる。車道を歩き継ぐのは危険!
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⑤松山~88番までほぼ市街、モチベーション大切!

⑥スマホのラジオは行時間と距離の目安で重宝します。山中の孤独も救います

⑦歩き遍路だと「お接待」に恵まれ、地域との触れ合いがありぐっと楽し
 

⑧お遍路宿半数コロナで消えました。ビジホ🏨の利用と昼はパンの携行が、歩き遍路の基本です

⑨白装束と杖は交通安全、雨天荒天夜間のクルマへの目印

⑩スマホ道案内は案外迷うこと多し、歩きガイドが必要、それでも迷う。

 

この↓黄色のへんろみち保存協会の地図付きガイドが一番よくできていました。歩きは高尾山並みの山道、峠越えがありハード、還暦や定年など待たず、四十代五十代から始められることをおすすめします。
 

 

○歩き御朱印300円、車御朱印500円!

 振り返れば、歩いてる時より河原、畦道、畑でひとり休んでいるときが一番のお遍路気分でした。「空」と「海」がまっすぐ心まで届きます。空と海と歩く、そこにこそお遍路の本当の意味がありました。

 

 正倉院木簡にあり心太

 

 もう誰も乗らぬ自転車えごの花

 

 遍路杖両手にささげ結願す