蛍雪の功
皆様いかがお過ごしでしょうか。

少し前、
ワタクシが下書きした(日本語で)原稿を
英文に訳していただく事がありました。

英語、日本語、韓国語をこなす
Jさんは

この~蛍雪の功~に悪戦苦闘
ホタルの光と窓の雪

無論、それで字が読める程日本人の視力は
よくありません。
どちらかというと

近眼大国ニポン
それでも愛する~苦労の果ての成果~

いとお菓子、あ、いとをかし、でございますね。

出産のドラマを皆様お持ちである中で
無痛分娩でサラッと産んだワタクシのような人間は

~なんだ、苦労して産んでないのね~

なんて、がっかりされたりする。

いったいどんな難産の末の
生みの苦しみに悶え苦しんだ姿を期待されたのかわからないけれども

それでこそホンモノの女

みたいな
不思議な文化圏に
今日も暮らしています。

苦労の美学の大好きな国民性を
時折垣間見て

へぇ~と思ったりするのでした。

当たり前だけど

~その後どう共育していくか~の方が
何倍も大切なんだけど・・・ね。


さて。。。
長い前フリ失礼致しました。

現在ワタクシの住まう
地方都市のさらに郊外の町は

~市議会議員選挙~の選挙活動が展開されております。

どこの町でも定期的に行われる↑これ
なのですけどね

小さい町なのです。
静かな町なのです。

道を歩いている時にすれ違う選挙カー。
候補者とうぐいす嬢?それからドライバー。

偶然に目が合ってしまったわけなのだけど
(ワタクシは
そそくさと家路に向かっておりました。)

~笑顔でのご声援ありがとうございます!~
まわりを見回しても
たぶんワタクシ一人。

うそん。ワタシとうとう
その一線を越えてしまったのか。
と焦るのでした。

その一線って
つまるところ

無意識にニヤケながら歩く季節の変わり目犯

になってしまったのか?!

と、衝撃を受けたのでした。
ワタクシは、笑った覚えはなかった。
信号を待っている
地味な主婦、
まさかとうとう・・・気づかぬうちに。。。

こういった事は
早期発見早期治療ならぬ

早期自覚早期対策
で今後の人生を考えていかなくてはならぬ。

とうとう
そんな気なしに
ニヤツイテ歩いてしまっているのか。

私は危ない一線を越えてしまったのか。

その日以降
不条理文学の代表

カフカの~変身~

みたいな気持ちで
恐れおののいた。

そして、その選挙候補者に関心があるわけではなくて
応援しているわけでもないのだけど

選挙カーが通るたびに
意識しちゃっている・・・ワタシ。

なんだ。これはワナか?

そして今日
春の嵐の中
ワタシは耳にした。

~笑顔でのご声援ありがとうございます~
の声を。
自宅にいたので
急いで通り側のバルコニーから選挙カーを探す。

ワタシの他にも

笑ったつもりはないのに、声をだしたつもりもないのに
笑顔の声援を送った事にされている人が
いらっしゃるのではないか、

はたまた
本当にニコニコと応援している人とは
どのような人なのか

キョロキョロしてみた。

選挙カーの周り

~だぁれもおらんではないか!~

助かった。
ワタシはたぶん、
無意識にニヤツイテ歩くという一線を
まだ、超えてはいなかったようだ。

セーフ!!・・・・なんとなく。