2017年、初めて公募展「NEKOISM2017」に応募して入選した際、
作品「だっこねこ」と作家「めでるまん」が公に知られることで、
自身の「障がい」をオープンにするかクローズにするかを悩んだ。

悩んだ末に「ハンディ無し」のクローズでいくことに決めた。



「ハンディ無し」で作家活動を始め フランス パリや東京銀座の展覧会で受賞してきたが、

3年半前に医師から「発達障害」から「双極性障害」との深刻な診断を受けた。

最初は絶望的に受け止めたが、今は自分のペースで作品を作っていくことにした。

ボクは小さい頃から「変わった子」と人に言われ生きづらさを感じてきたが、
15年前に「発達障害」と診断され、それまでの人間関係の違和感が理解できるようになった。

反動による身体的なダメージを受けるというリスクを背負っても
常人の3倍の能力を引き出すと言われている発達障害の特性の「過集中」を逆利用して、
猫をテーマにした作品を今まで制作してきたが、
3年半前の「双極性障害」の診断以降は、過集中の逆利用ができなくなった。
双極性障害は身体的ではなく反動でメンタル的なダメージで鬱状態になるからだ。

3年半前の診断時は「極度の抑うつ状態」で「希死念慮」が出たが、最近は回復してが、
元気になると反動が起こり再び問題が起きるため、医師から猫の作品制作を禁止されています。

抑うつ状態から回復の手助けになってくれた切っ掛けは2つですかね

 

 

近所の「ねこロード」で出会う地域の猫たちに癒されており、
特に前足にハンディのある猫の逞しい生き様から元気をもらっている。
猫を見て触れることで、猫のイメージがアップデートされ、
それをクロッキーやスケッチにアウトプットすることで、記憶がより鮮明になる。
主治医はこのような程度の制作なら許可している。

 

 

 

 

また、知人のアーティストの造形教室に週1回通い、
リハビリとしての制作活動を行っている。
様々な人が「描く」「作る」中で、

自分もマイペースで制作することで良い刺激を受け、
創作意欲の向上につながっている。
医師も週1回2時間弱の制作なら許可している。

現在 かなり元気を取り戻してきています
それと医師から「双極性障害」と診断されたが、
自分自身では それに疑いを感じるところがあり
最近 認知行動療法を受けていて希望が見えてきています。

どんな困難にぶつかっても乗り越えていき
みんなが笑顔になる作品を作っていきたい。