老健面接の翌日に入所。


ショートステイ先へジジを迎えに行き、二人で実家に戻った。


仏さんの前にジジを座らせてお線香あげてもらったら、


ジジ「お母さん、早よう逝ってしもたんやな…」


ジジはちゃんとわかってました。


何度も何度も同じこと呟いてた。


そんなジジの背中を見てたら涙が溢れてきた。





老健に向かう電車の中で


ジジ「今日はどこに泊まるんや?」




ワタシ
「昨日行ったとこやで。」




自分の家じゃないこと、わかってたんやね。


なんでこんなとこに泊まるんやろうって思ってたのかな。







母を亡くし、父を姉の住む地域の老健に入れること。


なんかいっぺんに二人とも失ったような感じがした。








認知症の在宅介護は丸々4年であるが、独身時代、結婚してからも、入院や怪我する度にせっせと実家に帰って何かと世話してきた。




自分なりに精一杯やってきたから後悔はない。


やりきった感はある。






でも


やっぱ


さみしい



未だ後処理に終われ、ずっと仕事を休ませてもらってます。すんまへん



老健は京都からJRで2時間弱+タクシーで15分のとこ。





面接が終わって姉夫婦が先にトイレに行き、私もトイレに行きたくなって、ジジと一緒にトイレに向かいました。


ケアマネさんに駅のトイレの話しをしたときに、



女性アイコン「年いくと(おしっこに)勢いがなくなるからねぇ。
座ってしてもらったら失敗しないわよ。」



と教えてもらった。






ジジのリハパンをずりおろし、座っておしっこを促すが


出ない。





ワタシ「お父さん、おしっこ出ぇ~へんかぁ?
おしっこやで~。」





便座に座らせておしっこさせたことがないからか、ジジは少し戸惑っているようだ。



しばらく待ってみたがちょろっと出たのか出てないのかわからない状態で、トイレットペーパーをくるくる引き出してジジに渡した。





ジジは渡されたトイレットペーパーでおしりを拭き、


ジジ「これ、もったいないからお前にやる。
お前が使うたらええから。」








ケツ拭いたトイレットペーパーなんかいらんわ!



しかもかすかにう○こついてるし!しばいたろか
告別式が終わり、週末まで姉夫婦は父を看てくれた。


これは本当に助かりました。


その間夫と区役所を回り、週末に父を緊急ショートステイに連れて行きました。






契約書を記入しながら夫に父の様子を見てきてもらうと、



夫「お父ちゃん、楽しそうに馴染んでるで。」






父はいつものデイサービスに来たつもりでいたのか、すんなり溶け込み、皆と一緒に体操をしてました。









2週間ちょい緊急ショートステイで預かってもらう予定でしたが、義兄のおかげで姉の住む地域での老健入所がすぐに決まりました。





その面接の日。







姉と待ち合わせの駅に到着して、父と一緒にトイレに入りました。


もちろん身障者用の広いトイレに二人で。




父におしっこをするように促すと、ズボンを下ろすがリハパンにパットがくっついてもっこもこ。






もこもこのリハパンをずらしてあげると父は、

ムスコを持たずにおしっこを垂れ流し。


勢いのないおしっこがリハパンとズボンに流れてる!






ヒエーーーーッ!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ





咄嗟に父のち○こをつまんだ!








亡き母が、「お父さんが便器の周りにおしっここぼすねん。」


って言うてた原因がわかったよ。

告別式が始まる前、祭壇前にて集合写真を撮ったときのこと。



私の隣に夫が座り、その隣に父が座ったのですが、





ジジ「嫁はん ここ(自分の隣)に座ったらええで。」





夫「何言うてんの~。お母さん後ろにいてるやん。」










お棺の中の母に花を添えた時、父はうっすら涙を浮かべておりました。


火葬場で最後の別れをした時も、父は涙を浮かべてました。





ボケてても所々はわかってんのやね。






お通夜には私の職場の人達がたくさん来てくださいました。


お焼香の時に同僚の姿を見て、張り詰めていた緊張が解け、涙が溢れました。








通夜が始まる前に父に喪服を着せていた時のこと。


ネクタイってどうやって結ぶんやろうとみんなで四苦八苦。






義兄「お父さん ネクタイの前の部分が長いで。」



ジジ「長いのは鼻の下やで。」





ジジは自分で上手にネクタイを結んでいた。










通夜振る舞いにて、夫が11日の母の様子を話し始めた。





夫「お父ちゃんが徘徊でおらんときにお母ちゃんと一緒にいたんやけど、お母ちゃんが「夫君、お茶入れたろか。」って飲んだのに何回も同じこと言うねん。
お腹ちゃぽちゃぽになるやんけ。

その時のお母ちゃんの声が耳から離れんでな。

お風呂に入ってる時でも、お母ちゃんが(風呂場で死んだときの状態で)こんな(格好)して「夫く~ん、お茶入れたろか~。」って聞こえる気がするねん。」




貞子



ワタシ
「それ貞子やんっ!
シャワーキャップ被った貞子かよ。」










うーぅー、きっとくるー







しばらくは風呂場が怖い。