【富山夜行バス事故】犠牲の小野さん、家族を宮城の仮設に残し金沢で教職 長男卒業式で帰省、帰りに…
[交通事故]
衝突事故の犠牲になった小野善広さんについて、沈痛な表情で記者会見する私立金沢高の能崎喜吉校長(右)=3日午後、金沢市
「教師のかがみのような人だった」-。富山県小矢部市の北陸自動車道のサービスエリアで3日に起きた衝突事故で、亡くなった小野善広さん(48)は東日本大震災で被災後、宮城県内の仮設住宅に家族を残し約2年前から私立金沢高(金沢市)の教壇に立っていた。能崎喜吉校長は「まだ心の整理がつかない」と悲痛な表情を浮かべた,rmtssp。
小野さんは休暇を取って高校3年の長男(18)の卒業式などのため帰省し、その帰りだった。
高校によると、小野さんは震災後に家庭の事情などで宮城県内の公立高を辞め両親や妻、3人の子どもと離れて平成24年4月から金沢高に勤務。金沢高では担任を持ちながら現代社会や世界史を教えウエートリフティング部の顧問も。「夜遅くまで授業の予習をする真面目で誠実な人」と能崎校長らは振り返る。
震災の話になると涙ぐみ、多くを語らなかったが「家族を金沢に呼びたい」と話していたという。