ジョー・ペシT君のイチ押しと聞き、これをレンタル店で借りてきた。
「少年は残酷な弓を射る」
映画『少年は残酷な弓を射る』予告編
あ、てっきり新作と思ってたらイギリスでは2003年に公開され、日本では2012年に公開だったんだね。
(※ 2003年に小説が発行で日本上映は20011年でした。すみません)
こちらが日本でリリースされたパッケージ。
当初はパッケージの青年、女性だと思ってたよ。
キャストのチョイスにもセンスを非常に感じるね。
お母さん役には個人的に大ファンでもあるティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)が主役。
この画像だとちょっと伝わりにくいけど、独特な顔立ちと美しさ、不思議な魅力を持つ女優。
駄作「コンスタンティン」では天使役を演じ、まさに神がかりな役は適役だった。
皆が知ってる映画に結構出演していて、今作で彼女の存在感が大きくアピールされたと思う。
サマリーで知った情報には、彼女、あのシャネルの広告にもなっていて、写真集まで存在してた。
シャネルの広告塔になれるくらいの存在感。ここ、ファンとしては非常に嬉しいものがある。
あ、wikiによると製作総指揮にもティルダ・スウィントンの名前が記載。
また製作総指揮にはあのスティーブン・ソダーバーグ監督の名前も....
お父さん役には以前紹介した映画「カジュアリティーズ CASUALTIES OF WAR」で初デビューしたジョン・C・ライリー。
なんかあれだね、前回紹介した映画「流されて…」とセッティングが似てるというか、美女と醜男は狙ったんだろうか?
ジョン・C・ライリーの映画を全部観てる訳ではないのだが、過去に彼が出演した作品は悪役的なものが多く、今作とデビュー2作目となる「俺たちは天使じゃない」だけ良い人の役だった。
それにしても年々、顔が酷くなってるような....おばさん顔になってる気がするのは僕だけ?
今作では良き父親役を演じてるんだが、この画像観ると何故、あんな綺麗な人と結婚できたのかツッコミ入れたくなる。
いや.....普通に羨ましい。
「男は顔じゃない」という台詞がそのまま具現化されたような気分にもなる。
美女と醜男から生まれた子供がこれ。
女性のような顔立ち、新星エズラ・ミラー(Ezra Matthew Miller)は美男子。独特な存在感で異彩を放ってた。
彼の作品は今作で初めて知ったんだけど、もうイメージが完全に出来上がってしまったというか、かなり卑屈で悪魔みたいな役。
以前紹介した「あるスキャンダルの覚え書き (NOTES ON A SCANDAL)」と嫌らしさは接点があり、それの何十倍も嫌らしい性格。
赤ちゃん、少年、青年の過程全てにおいて性格が捻れまくってる。
あまりの性格の悪さに、大爆笑してしまうくらい。
決して笑う映画ではない。しかし、ここまで嫌らしい息子ってまずいないでしょ。
幸せな家庭に、もし仮にあんな息子が生まれたら、家族も犯罪者になる確率が高くなるよ。
捻くれ方が徹底していて、馬鹿と天才は紙一重ってまさにあの青年のことだと思える。
性格、一体どっちの遺伝なんだろう。
そう考えると体裁の裏側にある悪って、ものすごくえげつないね。
あの嫌らしさは他の映画では味わえない。
気になった方は是非。
少年の嫌らしさ......ハンパないです。
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