当協会も協力している「夢を織るプロジェクト」では、日本を含め、11か国が参加し、世界最大のニャンドゥティを製作いたします!こうご期待![]()
パラグアイ発「夢を織るプロジェクト」 Ñandutí最大作品で文化をつなぐ

「Tejiendo Cultura(文化を織る)」は、パラグアイの伝統刺繍であるÑandutí(ニャンドゥティ)の史上最大の作品を制作する国際的プロジェクトです。11カ国・80以上の都市から500人を超える職人が参加し、芸術の価値と手仕事の尊厳を世界に発信しています。
当初は単なる記録挑戦として始まりましたが、職人たちの現状を知ったことで、支援ネットワークの必要性が明らかになりました。こうして「Red Tejiendo Cultura(文化を織るネットワーク)」が誕生し、Ñandutíの保存、職人のエンパワーメント、公正な取引を目指す国際プラットフォームへと発展しました。
制作は2025年7月に開始し、9月末に全モジュールを組み合わせ、10月にパラグアイで正式発表されます。アスンシオンでは一週間にわたる多文化イベントが開催され、イタウグアでは記録認定と展示が予定されています。その後、国内外で巡回展示も行われます。
さらに、参加職人の技術向上や販路拡大のため、企業との提携も進行中です。プロジェクトの一環として、#SomosÑandutí(私たちはニャンドゥティ)というグローバルキャンペーンが開始され、Ñandutíが生きた文化遺産であることを世界に伝えています。
この取り組みは、日本のÑandutí協会、イタウグア市、民間企業など多くの組織の協力により推進されています。将来的には、このモデルを他の伝統文化や地域にも展開することが計画されています。
「ひとつひとつの糸が、歴史と誇り、美しさを編み上げています。Ñandutíは私たちの本質そのものであり、その心と手で守り続ける必要があります」とプロジェクト代表のエリアス・トロチェ氏は語っています。