タンタン
2時25分 息を引き取りました。
(襲われる前日の姿)
実は、名前は考えていたんだ。
“タンタン“
さびねこなのに、陽に当たるとオレンジ色に見えるところから、“タンジェリン”の“タンタン”。
でも、おしとやかなレディになりそうだったので、迷っていたの。
でも、おてんばなままでいっちゃったね。
隣の木に登っているところ、お互いに目がバッチリあって、“あっ!”ってこともあったね。
小麦ちゃん(仮名)の後ろでこっちをうかがうように覗いていることの多かったタンタン。
もっと早く私が捕獲に動いていれば、こんな事態にはならなかっただろうと思うと、後悔しかない。
タンタンが襲われてから、ぐり(仮名、灰色)しか見掛けないが、小麦ちゃん、アラン(仮名、茶うずまき)も心配。
タンタン、短い生涯にしちゃってごめん。
もっと楽しいこと、いっぱいあるはずだったのに…。
改めて、外猫の過酷さを知りました…。
がんばれ
小麦ちゃん(仮名)の子供たち。
手前がさびねこで中央が茶うずまき(ブルーノにそっくり)の子猫。
この左上の木の影には、灰色の子猫もいた。
(写真判定前日。鬱蒼とした庭で遊び放題の子猫たち)
その事件は、まだ薄暗い4時前に起きた。
子猫の悲鳴に近い大声が響く…!
勝手口を飛び出すと、その声は塀の向こうの廃校になった校庭から聞こえていた。
暗がりでよく分からなかったが、懐中電灯で照らすと、その瞬間、小さな猫の人形のようなものが飛んだのを見た!
慌てて塀を乗り越え、駆け付けると…人形とおぼしき物の上に覆い被さっていた黒い影が、そして小麦ちゃん(仮名)が走り去っていった。
そして、それは人形ではなく、小麦ちゃん(仮名)の子供だった…。
おでこには2つ犬歯が刺さった痕があり、そこから出血していた。
病院の見立てでは、母猫に後尾を迫ろうとしたオス猫が子猫を襲ったのだろう…とのこと。
噛まれた場所が悪く、傷は脳にまで達している可能性が高い。
ここ3日ほどがヤマであろう…とのこと。
夕方、我が家の掛かり付けの動物病院で再度診てもらった。
見立てはほぼ同じ。
ただ、この子の生命力と運にかけよう!という事で、ビタミン剤や抗生物質なども含めた点滴をしてみることにした。
場合によっては、苦しみを長引かせることになるかもしれない。
それでも、何もしないで見守るより、何かをしたい!
(人間の自己満足なのだろうが…。)
意識があるのかないのか分からないです。
時折、もそもそ動いているけれど、脳の障害による神経的な動きと思われるそうです。
一命をとりとめたとしても、障害は残るであろうと言われています。
…ということで、この子はうちの子に迎えたいと思います。
名前は…もうちょっと考えてからつけたいと思います。
この子のがんばりの後押しをしていきます。
異変?
今朝5時20分ごろ
威嚇するような大声が聞こえた。
私は、昨日姿を見なかった小麦ちゃん(仮名)が、玄関前でどこかの猫ともめてるのかと思い、飛び起きて玄関を開けるも姿はない。
“???”と思い扉を閉めると、またも大声が家の中からする!
ぷーやびあん、レナが寝ている部屋に駆け付けると、100均で2枚買って縫い付けた長座布団の上でぷーが大声をあげている。
その隣で、困惑の表情のレナが固まっていた…。
レナがぷーをなだめようと、なめようとしたら、またまた大声を…。
そして、びあんはさらに上に隠れていたんだけど、何が起こっているのか理解できず、怯えた表情をしている。
(落ち着いた表情のぷー)
興奮状態に見えるけれど、私に対しては攻撃的にはなっていないようなので、そっと背中に手をあて、それからマッサージをしばらくしてみたが、どんな状態なのかまったく分からない。
試しにウエットフードを出すと、ペロッと食べたんだけど、食べ方に違和感。
飢えているわけじゃないのに、肩でリズムを取るように“ガツガツ”と食べる。
(後に吐いていたけど)
“認知症かな?”との思いがよぎる…。
あれから数時間経って…
表情も落ち着き、声をかけると、普段通りに振り向いて返事をする。
今日は、いつも診てもらっている先生がおそらく休みなんだよなぁ…。
午後一電話をしてみて、土曜に、リュイと診察の予約をするかな…。
なんでもないといいけど…。