私が初めて行った外国はオーストラリアで、『シドニー・ゴールドコースト7日間』の旅でした。
先に行ったのはゴールドコーストで、コアラパークでコアラを抱っこしたり、サーファーズパラダイスを散策したり、シーワールドに行ったり。
もう30年以上も前なんだけど、ゴールドコーストの観光ってまだ同じようなのかな?
着いた初日は、旅行会社が用意したバスで市内観光をするんだけど、私はガイドさんの話をよく聞くために、こういう時はバスの座席は最前列をキープするんです。
ガイドさんは日本人男性で、一緒に行った姉と同い年でした。
ワーキングホリデーでオーストラリアに来てたんだって。
仲良くなって色々話したら、ガイドさんが通ってた高校が私たちと同じ学区で、なんと、姉と共通の知り合いがいたんです。
そんなこんなでワイワイしてたら、バスの運転手さん(コリン、ちょっとかっこいいオジサン)も話に入ってきました。
話に入るといっても、コリンはアイルランドから移住してきてて、もちろん日本語は出来ないから、ガイドさんが通訳したり、私と姉もつたないサバイバル英語で話したり。
で、なぜか、私がコリンに気に入られて、翌日、プライベートで観光案内をしてくれることになったんです。
大丈夫かな?と思ったけど、コリンはガイドさんとルームシェアしてる間柄で、ガイドさんに「信用していいよ」って言われたので、お言葉に甘えて。
翌日、コリンはジャガーのオープンカーでホテルに迎えにきてくれて、『スプリングブルック国立公園』に連れて行ってくれました。
ザ・自然!なとこで、さっきまで海沿いにいたのに、ゴールドコーストから小1時間でこんなに山!なところに来れて楽しかった記憶。
午後から予約していたオプショナルツアーに間に合うように帰ってきて、別れ際、今度はディナーに誘われました。
ディナーは、ガイドさんとのシェアルームで、ピザパーティー!
ピザ1ピースの大きいこと大きいこと!
ワインも、ボトルじゃなくて、今でこそよく見かけるけど、当時は初めて見た箱型?の容器に入った大容量!
初めての外国だったから、日本との違いにびっくり!
その帰りのこと!
ガイドさんは、私たちをホテルに送るからってワインは飲まないでいてくれて、姉はジャガーの助手席、私とほろ酔いのコリンは後部座席に。
そして、コリンは私の手を握り「marry me」。
手にキスされて「marry me」。
結構何度も「marry me」。
コリン以外、みんなで笑っちゃった。
まさか、初めての外国で、人生初のプロポーズされるとは思わなかった!
コリンが若い人で、今みたいにスマホで簡単に連絡先を交換できる時代だったら、どうしてたかなぁ?