昨日
庭のメダカたちの
水替えをしていると

ヒラヒラと飛んで来た蝶
緩やかに僕の周りを
3周して
目の前に降り立った

咄嗟に
あれ？
お前か？　と問うと

はい

先日はありがとうございました　なんて
聞こえた気がした

そう
先月
花壇のビオラにいた毛虫

暑さを凌ぐ為にと
捕獲した日陰で
サナギとなり

ならば
飛び立つ前にその姿を見せてよ
なんて伝えておきながら

ゴソゴソしてたまでは
観ていたけれど
一瞬
間に合わなかった飛び立つ姿

それでも
その数分を待っていたかのようで
なるほど
言葉は伝わっていたのかと
嬉しくなった

毛虫

『花と毛虫と蝶と』この季節ともなると我が家の花壇には毛虫が舞い降りるいや蝶が卵を産み付けそれが毛虫となるのだろう姿形はそれぞれで大きなものや小さなもの鮮やかなものや地味なものは…

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花壇

『黄金の虫』黄金虫と書いてコガネムシと読むしかし金色ではなく大抵は緑掛かった甲虫だからか自然界の中にましてや虫の中に金色に輝くものはいないだろうと思ってたそうさっきまで思…

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サナギ

『わずかに早しわずかに遅し』早朝寝起きに確認した時はまだ中でゴソゴソしていたサナギもうすぐだけれどまだかなと食事を終えさてと見ると　もう抜け殻あーああいつには僕の言葉は伝わってなかったの…

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ツマグロヒョウモン

それが
約束どおり
戻って来たのか？　と

お前だよな
間違いない！　と
確信出来たのは

不思議かな
やはり聞こえた
私です　なんて声

そう
戻って来たのだ

そう
あいつなのだ

あいつだと
わかるのだ

約束したから

そう
なんとなくではなく
不思議かな
虫たちと会話が出来た

そんな体験
わかるかな

同じ目線で
丁寧に話し掛けたならば
聞こえるはずのない言葉が
テレパシーのように
頭の中で繋がるかのような

ありがとな
そして
長生きせーよ！
子孫を残せよ　なんて
声を掛けると

微笑みながら
そう
確かに微笑んで見えた表情

どこかへまた
飛んで行った

その後ろ姿を見送りながら
また会えるかな？　と問うと

ええ
もちろん　と
聞こえた気がした

太古の昔
もしかすると人間たちにも
こんな能力があって
他の生き物たちと
会話していたのではないだろうか？

それが
言葉を持ち
更には
この星を支配したことで
失ってしまったのではないか？

そろそろ
考えねばならない

この星は
僕たち人間だけのものではなく
多くの生き物たちとの
共存により成り立っている

もっと彼らに
敬意を祓い
共にと
一歩下がって生きなければ
人間たちの未来はない

森を増やし
150年前の環境に戻し
便利さと引き換えに
失った多くを取り戻さねば
地球もろとも
終演を迎えるだろう

そんなこと
本当はとっくに気づいているのに
バカな人間たちは
滅ぶ道を歩むばかり

ニックさんに賛同し
30年

C.W.ニコルは

もういないけれど
僕たちは
僕たちが
するべきことを
成して行こうと思っている

それとも

いっそ下界を諦め

僕も

黒姫に

越そうか…

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