節分にオーブが現れて

いや

その存在に気付いて はや1ヶ月

毎日 朝に夕にと確認し

また

言葉を掛けているが


一切 肉眼では見えずとも

必ずスマホには映り込み

それでも戻る言葉はない



オーブたちは

玉響の如く

ゆらり壁をすり抜け
見えない空間を浮遊している

それはもしかすると
時をもすり抜けて来てるのかもしれない

すれば
彼らこそがタイムマシンで
もしも言葉が伝わったならば
多くの情報が得られるけれど
常に話し掛けても
戻る言葉ば届かない 



それもきっと
スマホのような
別のシステムが一致したならば
聞こえて来るのかもしれないけれど

そうだ
言葉もまた周波数で
僕らには聞こえない高さで
会話をしているのかもしれない

散歩中
時折 立ち止まって
何かに反応していたぱふのように
犬たちにだけ
聞こえる犬笛のような

更には
姿も見えない遠くから来る犬たちに
家の中ですら反応していた
特別な能力




いずれにせよ
ここには間違いなく
別の空間が重なって存在していて
その時々に
何らかのタイミングで
その隙間で姿を見せるのだろう

霊能者と言われる方々は
きっとその周波数を捉えることが出来て
多くを感じているのだろう

それに気付いてしまった僕は
まさか無視出来るはずはなく
とことん
お付き合いしようかと思っている

そう
もしかすると
そろそろ気付いてくれ!と
そのタイミングを
長いこと待っていたのかもで

それが
偶然を装っての
豆まきだったのかもしれない



一昨日
ぱふの祭壇から飛び立った
オーブの姿を見たもんで

疑いもなく
ぱふたちかと思っているが
それですら
本当は分からない

それでも
それなら良いなあと思い
信じて
声を掛け続けたならば
いつか
その答えは戻るかもしれないと

もちろん
一切 怖さはなく
別の世界の友達が出来たような
そんな感覚は
心地良くもなりつつある


相変わらず
肉眼では一切見えず
その気配すらない

それを知るが為には
第六感なる
次の感覚を備えねばならず



また
それは本当は
太古の昔
人間たちに備わっていたのかもしれない

それを
進化と共に
言葉を持ったが為に
失ってしまったのかもと
ふと思いながら…

すれば

便利さと引き換え
失った多くもまた
いずれ人間たちは
忘れてしまうのだろう