商売は
まずは100人の顧客がいたら
それでなんとかなるそうだ
それには
まず
商売を始める前に
その100人を集めねばならない
こちらを向いて貰わねばならない
そう
始めてから集めるのではなく
集めてから始めたら良い
そして
早く始めてくれ! なんて
待たせたならば…
ところが通常
皆 ハイそうしましょう!
なんてことにはならない
そこには
各自 今のご贔屓があるから
簡単には
こちらを振り向いてはくれない
ならば
まずは
こちらが相手を好きになること
そう
相手からではなく
自ら先に
相手に振り向くこと
真正面から向き合うこと
店主も
政治家も
歌い手も
芸人も… 然り
そんなことなんだよな
試すわけではないが
時折
気になった若手の芸人さんたちに
差し入れや
寸志をお渡しすることがある
すると
売れてる方ほど
丁寧なお返事を頂く
そう
お客も
席亭も
その丁寧さに感心して
ならば次回もと
間違いなく心が優先する
もちろん
何かが欲しいわけではないが
気になる方々には
やはり売れて頂きたい
アドバイスなど
とても出来る立場ではないが
そんなわずかなことで
その方々の未来が見えると
遠回しに伝えたい
先月は
気になる10人ほどの若手に
わずかな物をと差し入れてみた
連絡があったのは
3人
そう
売れてる方々だけだった
勿体無いが
そんなことなんだよな
僕ならば
その晩すぐにお礼状をと
手書きなどしてお送りするのにな
そうして
100人のお客様が出来たならば
独演会でやっていけるのにな
わずか100人
されど100人
いずれその100人が
また次の100人を連れて来る
すれば
すぐに1000人にもなって
でもそこでも
おごることなく
同じ姿勢でお礼状を出す
それが
談志師匠だったんだよな
わかるかなあ
わかんねえだろうなあ
そう
あまり意識してなかった異性に
ある日 突然
告白されたら
あなたは
きっと振り向くはずで
よほどでなければ
その日から
その人を気にし始めて
もしかすると
もしかして
お付き合いなんてことも
あるんだよね
昨今
大抵の男たちは
伝えずして諦めることばかり
どうせ… なんて勝手に想い
きっと… なんて言い訳する
そんなこと
伝えてみなければ分からないのに
ダメ元も出来ないで
始めから諦めた顔をする
そして
その後長いこと後悔などして
あの日
ああしてたら… なんて
言葉を吐き紛らわす
だから
綺麗な女性ほど
高嶺の花とされ
残るのかもしれないけれど…
そう
もう1度
周囲をよ〜く見渡してみよう
こちらを向いて微笑んでる方が
きっといるはずだ
そして
言葉にして伝えねば
心は伝わらないってこと
そこが
入り口なのだなあ
現在
1000のキャパのチケットが
取れない方を
僕たちは
こっそり
20ほどのキャパで観ている
それは
売れる前からのファンにと
感謝を込めての粋なはからい
すれば
通常のチケットは取れずとも
アンチに回ることなく
更に応援は続き
更に売れてもいく
そんなことだよ




