天然パーマなんです | ぱぴさんの本棚 パセリとともに

天然パーマなんです

小学3年生の男の子。
おかあさんが美容院へいくときに一緒についていきました。
おかあさんは美容師さんと世間話をしています。

そしてどんな流れになったものか
「この子、パーマ似合うかもね」
「うんうん」
「やっちゃいましょうか」

ということで本当にやっちゃたのです。

・・・翌日の小学校
先生はビックリです。当然おかあさんが学校によびだされます。
そこでおかあさんは平然と言ったのです
「この子、天然パーマなんです」

これは本当の話です。
小学校3年生のかわいい坊やは60年前のわたしですから。

美容院(当時、パーマ屋っていってましたっけ)でセットする電気カマの恐怖と、母の「天然パーマなんです」のセリフを被害者のわたしが何故か罪悪感を感じながら聞いていたことを思い出します。