若い頃の自分は、政治には無関心でした。
バブルで好景気だったこともあり、誰が何をしようが、日本はこのまま賑やかな中で行くのだろうと考えてました。
そしてバブル崩壊、阪神・淡路大震災、オウムによる無差別テロ、そして妻の突然死。
その後も9.11同時多発テロや、東日本大震災、新型コロナと、自分ではどうすることもできないトラブルにぶつかった時、自分の見る目は政治に移って行きました。
私の興味は政治に向かったから良かったかもしれない。
心が弱っていたこの頃、弱味につけこまれて、カルト教団の唆しにあっていたら、安倍元首相の暗殺犯に近い思想を持ったかもしれない。
そんなことを、最近の報道を観てかんじています。
日本のような先進国で、何で貧困が起こるのか?
私と亡き妻は共働きで、公務員の専門職に就いていた妻の方が、よほど稼ぎが多く。東京からクリエイティブ系で縁も無く帰ってきた自分とは、収入的に格差婚でした。
子供が産まれる前、妻と、昔ながらのただ広いだけの我が家を見て、ここに夫婦の家屋を建てて、こっちは子供達が住める家。
娘達だから、結婚して出て行っても、帰ってこれる場所を作ろうね。なんて話しをしていました。
しっかり者の妻と一緒に暮らしていたら、きっとそうなるんだよな。私は朧げにそう思っていました。
しかし、妻はその7年後に突然死し、私は二人の幼い娘を抱えて、途方くれることになります。
世の中、そんなに上手く行くわけはない。
悲しみの中で、そう感じていました。
その後、成長した娘達がどうしても東京の大学に進学したい、自分をもっと高める場所に行かせてください。と言ってきました。
そんな子供達の想いに負け、積み立てて来た学資保険や、奨学金や、使えるものをいっぱい使って、2人の娘を東京の大学を卒業させ、2人共教員として働いています。
1人親で、子育てや介護のために仕事を制限しなければならない環境での1000万2000万の大金の支出は、目も眩むばかりて、それが姉妹2人だったので、✖️2です。
もし妻が生きていたら、全て上手くやりくりし、うちも新築が建っていて、いつでも楽しく娘達を迎え晴れる家が出来ていたでしょう。
さて、政治の話しです。
教育無償化や、給付型奨学金の話しが出ています。
遅い。
もっと早くその議論は出なかったのが、せめて娘達の大学入学前に。
教育は日本の三大義務の一つです。
義務教育はもちろんですが、
上を目指す若者は日本の宝ですからね。
それは政治にぜひ解決してもらいたいと思います。