現在は番外編なので、
初めての方は、ぜひ本編1話目から読んでいただけると嬉しいです↓
不幸というものは続くもの。
本編22では、妻の死から数えて
3年後の母の転落事故、4年後の父の脳出血からの半身麻痺、
5年後の義父の心筋梗塞による死、7年後の義母のくも膜下出血の死。
ここからは連続性はないけど、15年後の義妹のくも膜下出血による死、
16年後の父の肺がんからの死について書ききました。
この話は本編52から繋がる話。
横浜に住む実姉の夫、解りにくくなるので兄と書きます。
昨年、母が脳出血で倒れた日は、兄が舌癌の手術のために入院する日でした。
この日から一週間ほど前の検査で発覚したのです。
舌癌の状態は芳しくなく、転移も見られていて、余命宣告まで受けたのです。
早朝に母が倒れた時、姉は心が強くないので、私は連絡するかを悩みました。
母が危篤状態になって、これで会えなくなってしまう状況だったならば、即連絡したのですが、
母はCTやMRIの検査に追われ、なかなかドクターからの説明もありませんでした。
午後になり、ドクターから「脳出血で倒れ、転んだ時に頭を打ち、急性硬膜下血腫。再出血した場合は危ない」という説明を受けました。
もう止むを得ないと姉に連絡を取り、姉は2時間ほど、たぶん車を飛ばしてきたのでしょう。
血相を変えるとはこういうことかと・・・
姉は意識の戻った母の顔をみて、少し安心したようで、30分ほどの滞在で横浜に戻っていきました。
その後、母は再出血もおこらず、命をとりとめました。
しかし兄の手術はこれからで、かなり厳しい手術が施されるとのこと。
私は母の介護のために病院にはいけなかった。
兄はあの小林麻央さんと同じ病院、
日本を代表するようなチームで手術が行われました。
転移したものまでは取り切ることができなかったけど、一番厄介な舌癌はとることができました。
今は抗がん剤での治療をおこない、日々癌と闘っています。
年老いた母が倒れた理由は、もしかしたら私や姉の緊張感が伝わっていて、
母は私たちに迷惑をかけてはいけないと、頑張っていたのかもしれません。
不幸の連鎖はそういう無理がたたって起こるのかもしれない。
そんな昨年の出来事でした。
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