かすんだ世界 -5ページ目

多忙

私と同じ部署の方が、2日前から仕事を休んでいる。

今は超繁忙期。

このため、急遽代打で大量の仕事が舞い込んできた。

普段仕事量が少ない分、仕事ぶりを見てもらえるチャンスでもある。

社内ニートの立場から一転して戸惑いもあるが、この仕事をいかに定時までに捌くか考えるのも楽しい。
(私の会社は、障害枠は残業禁止)

やはり暇よりは忙しい方が私の性に合っているようだ。

頑張るぞ~。

ゼロイチ思考と仕事

私の思考方法は、ゼロイチか、白か黒か。
そこにグレーが入ることがとても苦手で、これまで社会適応を妨げてきた気がします。

仕事に関しても同じで、私は他者と自分の境界線が曖昧な分極端に他人の評価に頼って生きてきました。

つまり、他者から評価されなければ自分の価値を認めることができなかったのです。

ある日のこと。
40代の主任が、入社当時の話をしてくれました。
「私が新人だった頃、一般職の私たちの仕事はコピーとファイリング、電話応対くらいだったのよ」

私はこの話を聞いて、一瞬辛い心境に陥りそうになりました。
だって、私が今障害枠で与えられている仕事がまさにそれなのですから。

そして、自分の仕事の価値が薄いような気がして悶々としてしまいました。

正直な気持ちをいうと、私は人をまとめたり、色々な専門的な分析を行ったり、人を助けるような仕事に価値を感じていました。

だから頑張って勉強もしたし、看護師資格だって取ったのに……。

けれど、ある人の言葉がきっかけで、そういう考えが間違っていることに気付きました。

コピー取りも、電話応対も、ファイリングも大切な仕事。
与えられた仕事をしっかりとこなすことこそ大切なのだと。
コピーだって様々な機能があって奥が深いし、電話応対も誰かがやらなければ外部との円滑なコミュニケーションがとれなくなる。
どんな仕事も、大切であることに変わりはないのだと。

これからは前向きに、一つ一つの仕事を大切にこなしていきたいと思っています。

IQより大切なもの

障害者職業センターで、IQテストを受けた時言われたこと。

「Pandaさんの成績は優秀です。看護師ではなく事務の世界に入れば、上まで行ける人です」

私はこの言葉を聞いた時、複雑な心境になりました。
事務処理能力の一部は、確かに高く計測されたのかもしれません。
しかし、私は対人関係やコミュニケーション・スキルの問題でいつも離職せざるを得なくなり、転職を繰り返してきました。

以前、ある方にコメントいただいたように、事務の力の半分はコミュニケーション力だと思っています。
そのコミュ力を少しでも身につけ、上司や同僚に信頼してもらえる人になることが、私の最大の目標です。

ちょっと仕事に力が入っていなくても、周囲から愛され、自然と人が集まってくる人。
無い物ねだりかもしれませんが、私はずっとそういう人に憧れのような嫉妬のような気持ちを抱いてきました。

例えそういう人になれなくても、少しでも周囲から信頼される人になれるよう、ミスの削減、笑顔、明るさを心がけていきたいと思っています。

自己評価を高めたい

私が発達障害以上に苦しんでいるのは、二次障害のひとつ・・・

自己評価の低さ」。


これは度々、いろいろな人から指摘されてきたこと。

発達障害全開で育ってきて、周りの人から否定される経験を積むうちにすっかり落ちてしまった自己評価。


このことが、

「私に仕事は無理だ」

と長い学生生活を送ったり、

就職してもちょっとしたきっかけですぐに心が折れて離職してしまったり、

人に少しでも何か言われると深く傷ついてどん底まで落ちてしまう面倒くさい性格を作ってしまった気がする。


発達障害で人の気持ちが分からない私がわるいしょぼん

いつもそう思ってきたけれど、それだけではこれから自分が生きていけないことにも気付いている。


では、自己評価を上げるにはどうすれば良いのだろう。

ネットで調べるうちに、一つのヒントをもらうことができた。


他人の評価に左右されない


子供の頃、親や先生、友達に強く否定されてきた私は、自分のことを「わるい子」と思い込んでいた。

大人になっても、「常識がない」とか「人の話を聞いていない」など強い言葉をかけられることも多く、そのたびに深く傷ついてきた。


けれど、それはあくまでも他人の評価。

他人の価値観を映し出したものであり、その言葉にそのまま従う必要はないのだ。


自分の評価を決めるのは自分


否定の言葉は、参考程度に聞いておいて真に受けすぎないこと。

このことを肝に銘じながら、明日からまた頑張ろうと思う。


マクド難民?!

※ 今回はネガティブな記事です。その手の内容が苦手な方は、読まないことをお勧めします。



今日の朝日新聞朝刊。



「夜をさまよう『マクド難民』」



http://news.livedoor.com/article/detail/3101551/  


深夜営業や24時間営業のマクドナルドに、これまでネットカフェ難民だった人たちがシフトしてきているという記事。

取材地は大阪ミナミ。

中心は30~40代で、就職氷河期で正職員となれなかった人たちが非正規雇用の職を追われ、収入を絶たれて流れてきているらしい。


就職氷河期はまさに、私の世代でもあり、とても他人事とは思えない。

私自身も、都内で働くワーキング・プアーだし。

こういう記事が大手新聞の一面に来ていることが、今の日本の世相を現していると感じた。


仮にいつか日本が景気がよくなることがあっても、私たちがその恩恵に浴することはないんだろうな。