現代作家はほとんど読まないのだけれど・・・
映画を見て原作が気になったり、「ん?」となったものは原作を読んでみる。
最近は本屋大賞が映画化されることが多いので映画を見て大賞受賞本を読んでみて、さすが本屋大賞!と感心することが多い・・・
屍人荘の殺人
これは大賞ではなかったけれど、映画を息子が勧めるので・・・
「ゾンビ出てくるけどゾンビの映画じゃないねん!」と映画を息子が勧めるので観てみたら、その通りゾンビが出てくるけれどゾンビの映画じゃない!で息子に原作本借りて読んでみた。
たまたまゾンビ事件に巻き込まれた殺人事件という設定は斬新?
まあ映画の方は神木隆之介出す時点でもうアレやろ?
そして、バトンは渡された
これは映像化が大成功した例ではないか??映画を観て「ん??」と思うことが多かったので原作本読んでみたら映画の疑問は解消したが新たな「ん??」が・・・
原作の構成を変えて映像化したことが映画をよりドラマチックにした好例だろうな??
田中圭さんと永野芽郁ちゃんの相性の良さ?梨花さんの行動動機が映画と原作で少し違う気がする。
エンターテインメント向けな話だと思う。
流浪の月
そして今年はこれ!松阪桃李さんと広瀬すずちゃんのタッグ。複雑な役柄の難しいストーリーをこの二人が見事に消化してくれている。
これも原作が気になったんで読んでみた。原作の文は桃李くんですんなり入るんだけど、原作の更紗はすずちゃんとなんかイメージが違う気がする(じゃあ誰?と言われても困るが)。
原作では更紗の一人語りが多めだけれど、更紗の心の開放がメインストーリーなのでまあそれでいい?
この本は肯定派と否定派(気持ち悪い派?)に分かれてるみたいだけど、人の暗部をうまくついたストーリーだと思う。
日の当たるところだけを見て日の当たるところだけを歩いてる人には理解できない気持ち悪い話なのかもしれないけれど・・・
私も文のような病気は無いけれど、小さい時から親戚中から変わった子扱いされて育ったので文や更紗の気持ちはなんとなく分かる。
人の気持ちなんて自分にしか理解できない、
もしかしたら自分にも理解できないものなのかもしれない。