軽度知的障害の息子
2024年4月から中学生
支援学級に所属しています
夏休み明けにあった期末テスト
翌週には採点され
すぐに答案用紙が返却されました
技能教科は授業に参加するだけで
精一杯…
国語は授業にも出ていないので
未知の世界すぎて
余り勉強できませんでした
息子が結果を待ち望んでいたのは
数学・英語・理科・社会
の4教科です
夏休み中も頑張って勉強した息子
自分なりに手応えはあったよう…
そして…返却されたのに…
何故か持ち帰らず…???
連絡帳を見ると…担任から
期末テストですが
「揃ってから見せたい」とのことで
学校に保管しています
気になると思いますがご承知ください
とのメッセージ
どういうこと…
そんな勿体ぶらなくても…
と思いましたが…
何だかテストというものを
息子なりに理解しているのかな…と捉え
私も「楽しみだな〜」と言いながら
待つことに
そして数日後
全てが返却されたファイルを
興奮気味に持って帰ってきました
「前回よりも良かったよー」
と言って早速ファイルを渡されます
《技能教科の結果は…》
音楽→10点台・ 体育→10点台・ 技術→30点台
息子
既に合計点まで計算済み
私も見てびっくりです
「ほんとだ〜すごいじゃん」
と一緒に喜びました
技能教科は残念な結果でしたが…
今回でどんなテストか掴めただろうから
次回に繋げよう
と担任からの前向きなアドバイス
私もそれで良いと思いました
前回の中間テストの時も
充分に頑張っていました
それよりも…
今回点数がUP🔺できたこと
息子の頑張りの結果です
知的障害のある息子が
ここまで頑張れるとは
想像もしていませんでした
各教科の先生方も
息子が苦手な文章関連なところを
「頑張ろう」と声をかけてくれるように…
自分なりに頑張る姿を見せ
少しでも結果を出せたら
周囲の友達や先生たちも認めてくれる
息子が証明してれた気がしました
小学校では障害があることで
初めから交流授業への参加も拒まれ
支援学級で代替してくれるわけでも無く
沢山の学習する機会を奪われていました
なので…中学生になり息子にとっては
色々なことが初体験なのです‼️
それが刺激になり生活面でも
我々が想像していなかった以上に
成長しています
経験って大切なこと
だと実感しました
中間テストの時より彼自身に自覚が芽生え
頑張ったということだけでも
褒めてあげたいと思っていた
の…ですが…
息子はちょっと違いました
生意気に欲が出ていました
夏休み中に勉強を頑張っている息子へ
パパが「ご褒美どうする?」と聞いた時
「そういうのやめてくれる」と
断っていたはずなのに…
点数が上がり褒められ調子に乗り
「ご褒美は?」と言ってきました
ここはパパが少し厳しく
あの時断ったから契約不成立だと
言い却下しました
が…息子粘ります
「じゃあ順位が上がったらは?」
と交渉し始めたのです
う〜ん…悩みます
今回はパパが根負けし成立
(交渉されたことに成長を感じてしまったらしい)
そして…先週
期末テストの成績票が配布され
偏差値や学年順位の発表もありました
すると…なんと
順位も上がっていたのです
皆が成績が良ければ
順位も上がらないだろうし…
なんて考えていたので
これにはびっくりしました
でも…やっぱり嬉しいことです
でも息子…気づいてない
点数は数が大きい方が良いけど
順位は数が小さいほど良いことに…
担任が説明してくれて
うっすら理解し家に帰ってきました
でも…
「喜んでいいのか…わからないのよ…」
って不安気に…
なので…家庭でも説明します
「1位と10位だったらどっちがいい?」
すると…ハッキリ「1位」
「だから数が小さい方が良いんだよ!」
やっと理解できたかな…って
これが障害児なのです
こんな感じで気が抜けた感じで
幕がおりた期末テスト
今回は勉強だけでなく
ある意味 息子の成長を感じました
秋休みが明けたら今度は2学期
また中間テストがあります
どんどん勉強も難しくなり
息子がどこまでついていけるのか
分かりませんが私たち親も
できるだけサポートしていきたい
そう思っています
そして…私たち親も
息子から学ぶことが沢山あります
障害児の親となり
今まで知らなかった世界を
見てせくれる息子
良いことばかりではありませんが
感謝です