昨日の見事な転倒のダメージが心配されましたが、自分でも驚く程にダメージはありません。これは転倒後にゴロゴロ転がったことの効果に違いないです。そこで気が付きました。私は自分の本能の発動によって救われたと思っていましたが、それだけではなかったのです。私がいつも枯葉の処理を委託している、あのダンゴムシさんの助けもあったのだと気が付いたのです。転倒した時、とっさに体を丸くして転がったのですが、まさに丸くなったダンゴムシさんそのものでした。その時、私の脳裏にはアルマジロの映像が浮かんでいたのですが、私はアルマジロについてはド素人であり、なぜアルマジロが思い浮かんだのかわかりませんでした。やっと今朝になってわかりました。あれはアルマジロではなくダンゴムシさんだったのです。私が転倒してもケガをしなかったのは、頻繁にダンゴムシさんに枯葉を与えて、生態を目に焼き付けていたおかげだったのです。人間、何が幸いするかわからないものです。

何が幸いするかわからないと言えば、この多肉さんもそう言えます。

 

 

こういう寄せ植えを作ろうとしたわけではありません。植え替え作業をしている時、瀕死の状態の株がいくつか出てきたのですが、生きているのにダンゴムシさんのエサにするのも気が引けて、せめて鉢の中で最後をむかえさせてあげようと一鉢にまとめたのです。どうせ長生きしないからと土も古いままでしたが、星になることなく本日に至っています。これの何が幸いかと言いますと、専用の居場所を確保できたことです。安心して暮らせる場所があるというのは幸い以外の何物でもありません。なお、この多肉さんは根っこが年寄りのため、専用の場所があっても現状維持が精一杯で徒長することもありません。それに比べて、この時の植え替えでカットして根っこを更新した株たちは、根っこが元気になったために日光と空間を取り合う生存競争が勃発。敗北して枯れたものもかなりあるのではないかと思われます。私としては、平和な余生を送っている多肉さんの方が、幸いに見えてしまうのでした。

お次をご紹介。屋内で調子がおかしくなりましたが、大分復調してきた多肉さんです。

 

 

顔色は悪いですが、形は元に戻りつつあります。屋内生活が始まった当初、日光に当てても顔色は不気味、下葉は枯れまくり、中心部が変な形になって、何かの呪いかと思いましたが、やっと屋内環境に慣れてきたのかもしれません。しかし春に外に出すと、また調子がおかしくなるんですよねえ・・。私はあまり栽培法を追求しない人なので、そういうものと割り切るしかないのかもしれません。

クリスマスツリーに使っている多肉さんの再登場です。

 

 

私は棘がダメなのですが、これは棘があります。やって来た当時はこんなに棘はなかったのです。片手に乗る程小さくて、デカくなることに関して、あまり警戒していなかったのですが、気が付いたら予想以上にデカくなってしまっていました・・。いや、今回、登場したのはそこがポイントではありません。鉢の中がもしかするとまずいかもしれないのです。

 

 

これは、たぶん根です。よく見ると至る所から出ています。

 

 

たまたま成長する方向を間違えただけなのでしょうか。それならいいのですが、そうではなくて鉢の中が根で一杯になっていそうです。植え替えるとさらにデカくなってしまいそうなので、取り扱いは慎重にしなくてはなりません。もはや我が家は育成スペースがないのです。これ以上の肥大は避けなくてはなりません。この手の多肉さんで、根をいじったら信じられないくらい調子が悪くなった株があり、それ以来、根には触らないことにしています。しかし、このまま放置もできません。どうしたものか・・。今夜、寝ながら考えようと思います。

瀕死の状態から復活した多肉さんで締めです。

 

 

一昨年の正月の大凍結事件で、一本の根っこだけが生き残ったのですが、約2年後に小さな芽が出て来てびっくりしたのでした。これは復活したと思って、植え替えようと引っこ抜いたら・・

 

 

ただの棒が出て来て棒然、いや、茫然となったのでした。この状態で2年間も生き続けているということに感動しなくてはならなかったのでしょうが、あまりに棒だったため、優しい対応が出来なかったのでした。そんな、あまりの棒っ切れ状態だった生物の、一昨日の様子をご紹介。

 

 

スイッチが入ったようです~。触ってみると、以前はグラグラだったのがしっかりしていました。棒に根が生えてきたのだと思われます。ちなみにこれは多肉さんというよりは球根さんと思われ、大きくなるとオレンジの花が咲くはずです。ホームセンターで普通に手に入るものですが、2年に渡る復活劇を見てしまうと愛着が半端ないです。この球根さんの代わりは、世界中、何処を探してもいないと思います。