ピアノが壊れた~
教室をオープンした時に購入した
大切な大切なサイレントピアノちゃん。
ピアノの上で寝転がってる“まま蔵”も心配してる。
去年の秋ごろからずーっと調子が悪くて
頼りにしている調律師のKさんに診てもらい
応急手当してもらってたんだけど
暮れからまた具合悪かったんですよねー。
で、お正月明けのレッスン中に
突然、スピーカーからボワン!と叫び声をあげて
それっきりウンともスンとも言わなくなっちゃった。
ラーニングトゥプレイやピアノランドのシリーズで
お稽古を進めている生徒さんたちには
今もこのフロッピーディスクを使用していて
imaginatuonを豊かにしてくれる素敵な音楽と合わせたり
透明人間(子どもたちは自動演奏をそう呼ぶ)と連弾したり
ゆっくりから速いテンポまで目標を決めて取り組んだりして
すごく面白いんだけど
それができなくなって悲しい。
で、またもやすぐにKさんに連絡。
いろいろ触ってもらってるうちに
「電源を入れないと鳴らない、しかも
電源を入れるとacoustic(生音)になる」
という異常な状態になり、原因分からずいったん終了。
私は鳴らないよりマシだからこれで十分と思ったのだけど
Kさんは狐につままれたような納得いかない表情で帰って行った。
「電気屋に連絡しておきます」と言って。
次の日。
いつも通りレッスンしているとKさんから電話が。
教育大附属高校で仕事だったらしく、10分で行けるから寄ってもいいかとのこと。
ゆうべ一晩考え続けてくれてたらしい。ありがたや~
ということで2日目、
レッスンしている傍らでKさんの格闘が始まった。
丁寧に丁寧に…
人間の腸のような電機のコードを一本ずつ一本ずつ
優しく優しく……
そしてとうとう
私のサイレントピアノちゃんが完治!
わーーー(涙)
Kさんすごい!ありがとうございました!
さて、
このピアノちゃんと今一番仲がいいのはSくんです。
調子が悪かった期間も、
Sくんが触るとなぜか起動してくれるという
信じられない現象がたびたびあり、
(同じ日でも次の生徒で私が試そうとすると、もう動かない)
私はそのたびに不思議を感じ、
やっぱり物にも魂がやどっているのでは?と思えるのだった。
ピアノが治って
Sくんのレッスンも楽しく終わったその日の夜、
Sくんのお母さんからラインが。
Sくんが帰ってから書いた学校の宿題を
写真に撮って送って下さったのだ。
ポーカーフェイスでマイペースなSくん、
ピアノが治ってきっと喜んでくれてるだろうなとは思ってたけど
それをこんな風に書いてくれるなんて、ねえ!
私はもう嬉しくてうれしくて。
きっとKさんも同じ気持ちでしょう。
めちゃくちゃスッキリ、
めちゃくちゃ体が元気になったに違いないよ!