エボルベ、お預かりした親株の一部をご紹介!&個体記録をつけましょう! | ROKA BLOG

エボルベ、お預かりした親株の一部をご紹介!&個体記録をつけましょう!

今月になって連続テレビ小説が新しくスタートしました!この年齢になるとの番組を見るのがルーティン(笑)。

 

スタート前の発表を見ていたらなんと主題歌がAIと。

 

「ついに人工知能で主題歌を歌わせる時代になったか、美空ひばりでやったしなあ」と感心していたら、実際始まったら生身の人間の方でした・・・。勘違いしたの私だけ?(笑)

 

さて、育種は記録が大事ですよ!必ず付けてくださいね!と繰り返し言っています。

 

じゃあ、どんな風に記録したらいいの?ということで、いい機会なのでエボルベの親株でそれをご紹介していきましょう!

お預かりした親株、これでも数がありますが、もう少しお預かりする予定・・・。

 

エボルベの名前の通り、色や形での進化がありますが、昨年名付けた反転咲きの「オーララ!」それをさらに完成形へ、またバリエーションを広げるために、今年は選抜、交配を進めました。

苗には1つずつその特徴を書き込んだラベルを立てていきます。

 

これは本系統ですので、品種名を記入。オーララ!は花色が豊富ですのでその花色を書きます。

 

ラベルは横書きのほうが情報が沢山書き込めます。

 

そして、このようにラベルと苗の一緒の画像を撮ります。スマホがあれば簡単ですね!

そして、株全体の画像。

 

株の形状を育種目標に入れている方は、これは必須の画像ですね。

で、正面の花。

 

指など基準となるものを添えることで花の大体の大きさも記録できます。

反転咲きは正面だけではその花型が伝わらないので横向きの画像も必要です。

 

最低、4枚の画像で記録はできます。

オーララ!の一系統。ですので、ラベルを見ると21-NO.31となっています。これがこの花の系統番号です。

 

上弁が多弁化しているのがお分かりでしょうか?

 

このような上弁の多弁化、実は落合けいこさんの八重咲の初期の花型がこれでした。

 

多弁化していても正面から見ると一重に見える(画像上から3番目)。そのため、側弁部分が多弁化して、少ない花弁でも立体的(八重咲)に見える系統を選抜して完成したのが、落合さんの八重咲になります。

 

でも、この上弁の多弁化、反転咲きでは十分利用可能ですね!

 

まさか、拾われなかった花型がこんなところで活用できるとは夢にも思いませんでした。本当に継続は力なりです(笑)。

これは今年の交配系統。ですので、21-交20が系統番号になります。交配を意味する「交」の入れました。これはオーララ!同士の交配。

 

人によっては系統番号だけの記載の方もいらっしゃいますが、そうするともう一度リストを見直さなけばいけないので、すぐに分かるように私はすべてラベルに書き込んでいます。

 

とにかく自分が分かることが大事で、やり方は人それぞれでまったくかまいません。

オーララ!×神舞

 

神舞はブラックの反転咲きのエボルベです。

 

交配によっては、いい花が沢山出てしまい、親を数株選んでしまう場合があります。そんな時には系統番号の後に数字やアルファベットをつけて区別します。私はアルファベット派です(笑)。

オーララ!×ミュシャ

 

ミュシャはパステルシェードのフリンジパンジー。オーララ!にフリルをつけようという目的ですね(笑)。

 

結果はこのように。ここからセルフするとより反転のものが分離してくるような気がします。

オーララ!×ブルーウィング・ラベンダーパープルバードフェイス

 

ブルーウィングは小輪のビオラですので、花が小さくなりました。ただ、ブルーの色はゲット!(笑)

オーララ!×○○

 

大人の事情で、開示が難しい交配(笑)。赤の反転が出ています。

同様に大人の事情交配(笑)。

 

見ていただきたいのは、種子親は同じでも花粉親を変えることでこれだけバリエーションが広がるということです。

 

と、このように一株ずつラベルを立てていきます。改めて記載内容を言いますと

 

「系統番号、花色、模様、花型、花の大小、香りの有無、株の形状、ちょっとしたコメントなど」の順に記載していくとわかりやすいと思います。

 

意外と、最後のコメントが重要で、例えば、「美」、「お気に入り」、「興味深い」、「希望あり」などのちょっとした印象を書いておく。これが後々選抜に影響してくるので、あれば書いておくのがベストです!

 

情報は細かいほうがいいですが、あまりに書き込みすぎると息が切れますので、自分に必要な情報だけで大丈夫です。

これも大人の事情交配ですが、興味深い花が出現しました!

 

画像ではわかりにくいですが、側弁が大きくなって唇弁の後ろまで広がっています。そして、唇弁は前に突き出すというバードフェイス。まるでカトレアのような花型です。

 

イメージをして交配する。そして、咲いた花から更にイメージを膨らませていく。育種はこの繰り返しのように思えます。

 

さてさて、このオーララ!大牟田さん、反応を見たくて、すべてではないですが出荷の際にわずかに忍び込ませているとのこと。多分すぐにわかると思いますので、見つけたら大いに反応していただければと思います(笑)。