ミヤザキイバラ? | ROKA BLOG

ミヤザキイバラ?

今日は梅雨の晴れ間、湿度が高い上に晴れるものだから気温が一気に上昇。

 

アサガオにとっては「自分たちの季節が来た!」って感じでしょうが、人間にとっては体力も気力も萎えてしまいます。また、夏向きの体にはなっていませんからね(笑)。

 

さて、現在は有料配布の方の発送準備を始めています。

 

ご希望は人それぞれ。かなりの数の系統、交配の中からそれを選びだすのは大変な作業ですが、その方の好みや目的などをイメージしていくのは楽しい作業でもあります。

 

その方のセットは、その方だけのセット。同じものはありません。

 

順次発送を行っておりますので、今しばらくお待ちくださいませ。

 

さてさて、画像は5月の後半のものになりますがテリハノイバラのご紹介!実は、ワクワクすることがあったんです!(笑)

 

現在、開花は終盤になっています。

場所は、ツクシイバラと同様の清武川の潜水橋の周辺。

こんな場所にこんな感じで自生しています(笑)。

 

草むらからとにかく光のある方へある方へと這い出して来るという性質(這性)です。

花色は白。花の大きさや花型に若干の変異があります。

咲き終わると花弁の付け根が赤くなる個体が1つだけありました。

蕾に注目!!

 

萼片と萼筒、小花柄は無毛です。これ覚えていてくださいね!

 

ノバラの楚々とした美しさに癒されて、ふと上流を見るとピンクの色が見えました。

む、むむっ!形態は明らかにテリハノイバラ。

 

これはピンクの個体発見か!と色めき立ちましたが、よく観察してみると・・・、

小花柄に腺毛が・・・、萼片にもわずかにあります。

 

と言うことは、テリハノイバラそのものではありません。

 

そのピンクの隣の個体

形態はテリハノイバラと同様に這性、花色も白。

 

しかし、萼片、萼筒、小花柄には腺毛がありますので、こちらもテリハノイバラそのものではありません。

 

では何かと言うと、腺毛のある原種がここには一緒に自生していて、それがツクシイバラ。

 

以前のブログ

ツクシイバラとヤブイバラ | ROKA BLOG (ameblo.jp)

 

思うに、テリハノイバラとツクシイバラの交雑種のようです。

その白い花の株の後ろの草むらにも1株。

 

こちらは株の形状はツクシイバラと同じブッシュタイプですが、葉はやや小型でテリハノイバラに似ています。

で、おまけにトゲなしと言う・・・(笑)。

 

こちらもどうやら交雑種のようです。

 

ここからいろんなことが推測できます。

 

通常、ツクシイバラの花色はピンクの濃淡ですが、この場所は白花がとても多い。これはテリハノイバラとの交雑によるものではないのか?

 

また、ここはトゲなしやトゲの少ない個体も多い。もしかすると、テリハノイバラとツクシイバラの交雑で棘がなくなる場合があるのではないか?

 

そして、交雑タイプがあるということは、その交雑タイプと再度テリハノイバラやツクシイバラと交雑する可能性もある訳です。そんな個体も存在するのでは?

 

この場所、とても楽しくなってきました!(笑)

 

しかし、交雑するためにはこの2種、同時期に花が咲かないといけない訳です。

 

と、さらに上流に行ってみると

テリハノイバラ(白)と同時期に咲くツクシノイバラ(ピンク)がありました!ツクシノイバラとしてはだいぶ遅咲きです。

その場所のテリハノイバラ

その場所のツクシイバラ

 

両親を見るとそれが子供たちにどう伝わっているか分かります。

 

宮崎の野生植物研究家の南谷忠志さんの著書の「植物たちとの出会い」の中に、ツクシイバラとテリハノイバラの交雑種として「ミヤザキイバラ」の名前が出てきますが、もしかするとこれかもしれません。

 

とてもワクワクした出来事でした!!(笑)