今日の圃場 2019.11.25 &交配用の親株
久し~く乾燥していたので雨をお願いしていたら、日曜日は雷も鳴って大荒れ!少々降りすぎです(笑)。
そのうえ何やかんやあってブログも更新もままなりませんでした。
でも、雨のおかげで圃場の苗たちは潤った感じです。雑草も生えてきましたが・・・(笑)。
今日は10月ぐらいの気温だそうで、開花もどんどん進んでいます。
誰かに指示されている訳でもありませんので、どのような交配の種を播くのかはその時の自分の気分。
本来ですと、しっかりした形質を定めてを追及し続けていくことが大事ですが、反面その時の興味を大事にすることもライブ感みたいなものがあっていいんじゃないかと思ってここ数年はそんな感じです。
だから、決定打に乏しいのかもしれません(笑)。
そして、今期の興味の一つはバードフェイスと反転咲きです。
今一つ進展しないそのバリエーションを広げねば!
なんとかその交配の結果が出てきています。
でも、そんな個体が出ても次に繋げる(再現)ことがまだまだ難しいです。まあ、これは選抜を続けることしかできませんね。
さて、先日は仕事でアイデアルフワラーの大牟田さんのハウスへ。
わずかながら交配用の親株を分けていただきました。
これらは出荷に適さないということで除けてあった苗の中から選ばせていただきました。
もっといい苗があるのにで何でそこから?
大牟田さんは怪訝そうでしたが、私はこちらが大好き!(笑)
固定を目指した場合の親株であれば、断然生育のいい苗の方がいいのですが、これらは交配用です。
これら出荷に適さない何かがある訳で、それは調べられることなく廃棄されるもの。その何だか分からないものの中に使えるものがあるんじゃないか、そう思えて仕方がないのです。
そして、それを拾い上げ、価値を見出してきたのが日本の育種。八重咲き然り、切れ弁然り、青染み(ブルーイング発色)然りです。
人が探さないところにきっとまだ宝はあるんですよ。
ですので、出荷も終了の苗が売店さんに並ぶと色めきだってしまいます(笑)。
さてさて、あるのかないのか?まずは使ってみることですね。