MottaさんとHANA-nyanさんのビオラ | ROKA BLOG

MottaさんとHANA-nyanさんのビオラ

作品展も折り返し点を過ぎました。

相変わらず灰は降って人出は少ないですが、福岡と鹿児島の業者の方が来てくださいました。出品して下さった方の販路に繋がり、今回は見本市みたいな展示会となっております(笑)。

業者関係の方も是非どうぞ!新しい商品目の参考になること請け合いですよ!!


さて、今回の作品展には私以外に12名の方にご参加頂いています。


その中で特別参加していただいているお二人がなんとこのブログ繋がりで育種を始められた方々。


お一人が仙台のMottaさんhttp://ameblo.jp/kleingartenmotta/entry-10787281014.html で、

もう一人が宮崎の美郷町のHANAーnyanさんhttp://ameblo.jp/hana-nyan/entry-10776108881.html です。


まだ始められたばかりですが、無理にお願いして参加していただきました。

趣味でやるにしても目標みたいなものはあった方が絶対いいし、多くの方に見てもらって評価していただくことはとても参考になります。


ただし、Mottaさんは北にお住まいなので展示に間にあわないので今回の育苗は片山さんにしていただきました。ですので、作品はご本人のブログや種の解説を参考に私が選んだものです(親株は返却済み)。


まずは、Mottaさんの花をご紹介。

ROKA BLOG-デイジー
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‘デイジー’

ブルー&ホワイト(レモンイエロー)でホワイトのピコティーの丸弁ビオラとのことでしたので上記2種を選びました。可愛らしい花です。


市販品種に似たようなタイプ(ベビーブルー、ブルーパラダイス、コテージ系など)があるので埋もれてしまう可能性があります。それら市販品種とどのような差異を付けて特徴をもたせるかこれが今後の課題だと思います。

ROKA BLOG-ライラックファンタジー
ROKA BLOG-ライラックファンタジー
ROKA BLOG-ライラックファンタジー

‘ライラックファンタジー’

名前の雰囲気から3タイプ拾いました。


1番目の個体は絞りが出ています。「どんな花でも絞りが出たら拾い上げてセルフで種を採る」これ、鉄則です。絞りの系統はまだまだ少なく、それが出るとということはとてもラッキー、種播きをしているご褒美です。


この個体から絞りが遺伝性するかどうかは、種を播いてみなければ分かりません。それくらい絞りは遺伝性が低いものです。ですが、何もないところから絞りを作り出すことは不可能ですので、絞りが出たらそのわずかな可能性に賭けなければなりません。運が良ければオリジナルの絞りができるのでとにかく見つけたら種を採ってください。


2番目の個体はMottaさんのイメージとは違うかもしれません。バランスの良いブルー&レモンイエローでこれがもう少し花弁が巻いたり、細くなったらいいですね。それを目指しての選抜していきます。


3番目の個体が一番Mottaさんのイメージに近いものではないでしょうか?

ただ色が薄いのは花弁も薄いものが多く、この個体も例外ではありません。この色で花弁を強くする必要がありますね。

ROKA BLOG-T-
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‘田所ストライプ’

絞りを狙っての交配です。

1番目の個体は「大絞り」と言われるもの。このような絞りは茎別で単色の花が咲いたりします。ポイントは単色ではなく絞りの花から採種すること。単色の花では単色が出る確率が高くなります。


絞りの出は少ないですが、2番目は丸弁、3番目は細弁の絞りを目指しての選抜です。


Mottaさん、こんな感じで拾い上げましたがいかがでしょうか?


さて、今度はHANA-nyanさんの作品。送っていただいた苗を展示しています。

ROKA BLOG-ウィンターナイト

‘ウィンターナイト’

ディープパープル&ディープブルーに小ブロッチのビオラです。暗い色が不思議な雰囲気があります。

ROKA BLOG-そらしずく

‘そらしずく’

落合さんの色にも似た水色の細長のビオラ。やはり女性はこの色合いが好きですね。

ROKA BLOG-ローズオパール
ROKA BLOG-ローズオパール

‘ローズオパール’

笈川さんの‘Mr ダンディー’を使った交配。笈川さんの色と雰囲気が残っていますね。ミスターではなく、ミスとになってしまいました。

いろいろな色が混ざった感じで個人的には好きな色です。これをセルフするとラベンダー~アプリコット~ブラウンぐらいの色幅が出ます。

ROKA BLOG-美郷ダンディー
ROKA BLOG-美郷ダンディー

‘美郷ダンディー(仮名)’

こちらも‘Mr ダンディー’を使った交配。上記とはまた雰囲気が違いますが、こちらはこちらでいいですね。これをセルフするとブラウン~イエローぐらいの色幅が出ます。


この作品だけ名前が無かったので仮名を付けさせていただきました。やっぱり名前が無いと淋しいですよね。

都会のダンディーではなく田舎のダンディーです。朴訥で武骨なダンディーも素敵ですよ。


正直言って作品としてはまだまだ未完成です。始められたばかりですのでそれは当たり前。逆に完璧なものを作られたら長年やっている私たちの立つ瀬がありません(笑)。


でも、お二人の凄いところはこの時点ですでに名前があるということ。


名前があるということはすでにお二人の中で求めるイメージが出来上がっているということです。後はそのイメージ(名前)にあった花を拾い上げて行けば良いだけのこと。それを具体化(目に見えるように)する作業です。

イメージがあればそこに達する時間はぐっと縮まります。いやー、どんな花なのでしょう。早く見たいものですね。


そして、後一点アドバイスをさせていただけるなら、イメージ(名前)をもう一段ほどを深めるといいように思います。日本には漢字があるのでそれを使うととても効果的ですよ。


例えば「ライラックファンタジー」は「リラ幻想」、「リラの風」なんて風にするともっとイメージが広がるでしょう?


「ウィンターナイト」は寒い冬の夜のイメージから「寒々夜」ともう一段階、「そらしずく」はアップライトの花で水たまりのイメージから「水面空」なんていかがでしょうか?


まだお二人の挑戦(育種)は始まったばかり。

「私はこの方の初期の作品を見ているのよね~」そう言えることはなかなかないことですよ。どうぞ、最初の観客になってください!!


作品展2月13日(日)までです。