夢咲きヴィオラ、今年の花たち2 | ROKA BLOG
2010-08-20 11:50:32

夢咲きヴィオラ、今年の花たち2

テーマ:夢咲きヴィオラ

最近リコリスの方に話題が向いているので、ビオラリアンの方はイライラしていらっしゃるのではないでしょうか?


お待たせしました、今回は夢咲きヴィオラの話題ですよ。その第2弾!

ROKA BLOG-土佐ドーン

‘土佐ドーン(Tosa Dawn:土佐の夜明け)’

アレキサンダー×ロミオ&ジュリエット・ローズ。上弁ブラック、花弁ローズレッド。

この花は、見元一夫さんとその作出品種‘アレキサンダー’へのオマージュ(敬意)です。


初めて‘アレキサンダー’を見た時の衝撃!世界初のブラック&レッドの組わせには驚嘆し、心から感動しました。

とにかく凄い!この感動をご本人に伝えたくて電話。その時の会話の一内容がとても気にかかりました。


「すごい色なんだけど、再現性が低いんですよね」。そのため、この品種は栄養繁殖です。


なんとか再現性を高められないか・・・。思い立ったらやらずにはいられない。


何せ、今までにない色です。どの色、どの品種との交配がいいかは全く不明。多くの組合せをした中で一番結果が良かったのがこの組み合わせでした。


母種と違って花は大きく(4cm程度のパンジー)、花型も丸くなりました。


交配の途中経過はすべてご本人に報告してあります。この系統を使って頂ければそれに勝る幸福はありません。


さて、見元さんの方でもアレキサンダーの色目で改良が進められています。花色、花型がより進化しましたよ。

みもとの花屋http://www.mimoto-shop.com/ をどうぞご覧ください。

ROKA BLOG-酔蝶花

‘酔蝶花’

オーロラ×ホワイトバタフライ。ラベンダー濃淡、覆輪のフリルです。こちらも4cm程度のパンジー。


この花も同様に、落合けいこさんとその作出品種‘ホワイトバタフライ’へのオマージュです。

酔蝶花とはクレオメのこと。ホワイトバタフライから1字頂きました。


‘ホワイトバタフライ’も初のスター(星)咲きでフリルという花型です。この花型を追及したかった。


でも、いくら落合さんを目指しても落合さんの世界観というものは真似できません。常々言っていますが、それは別の人格だから。


だから、あえてホワイトバタフライを母株とせずに交配してみました。落合さんようで、落合さんじゃないもの、私なりの落合さんの世界観が表現できたと思っています。


交配記録を書くと「ああ、これをやれば簡単に再現ができるわけね」と思われる方がいらっやいますが、事はそう単純ではありません。


アレキサンダーはクローンで1種しかありませんが、他の品種は種子繁殖。似てはいますが、別の個体です。


選抜は細かな特徴を増幅して際立せていく作業。最初の組合せが違えば、代を重ねるごとに違いは広がります。


親株は数ある中からたった1株選んだ唯一のもの。選抜も3~4代は重ねています。その時どんな花を選んだか、そこまでは細かすぎて書きたくても書けません。


再現は私がやったって似たようなものはできるけれど、全く同じものはできません。ね、別の人格がやったらなおさらでしょう。


ですので、交配記録は参考程度にして頂ければいい。そこからどう発想し、実践するか。それが大事です!それを期待して書いています。


*今迄に紹介した品種はまだまだ固定化には至りません。これから夢咲きヴィオラで磨きをかけていくものだと思っています。