あんころ餅(餡ころ餅、あんころもち)は、和菓子 の一種。
餅 を小豆 でできた餡 で包んだもの。餡が餅の衣になっていることから「餡衣(あんころも)餅」と呼ばれ、それが「あんころ餅」になったという説がある。おはぎ、牡丹餅 と同一視されることもあるが、中身が完全な餅であるという点でそれらとは区別されていることが多い。
関西 や北陸地方 (特に京都 ・金沢 )を中心に夏の土用 の入りの日にあんころ餅を食べる風習があり、別名「土用餅」と呼ばれる。
発祥は定かではないが、ウナギ を食べるのと同様に、土用餅を食べて精を付けて夏の暑さを乗り切るためとされている。
江戸時代 に、疲れた旅人が食べやすい様に一口サイズになったともいわれている。
日本各地に分布し、土産菓子としても使われることが多い。