じゃがポックルは、カルビー「ポテトファーム」のブランド名で製造している、じゃがいも を主材料とするスナック菓子 である。生のじゃがいもをスティック状にしてそのままフライしている。正式な商品名は「じゃがポックル オホーツクの焼き塩味」。

略歴

2002年 に「ぴゅあじゃが」という名称で販売され、その後「じゃがポックル」に商品名を変更。大きな宣伝はしていなかったが、「とてもおいしい」と評判が立ち、たちまち人気商品となった。

カルビー千歳工場のみで生産されている北海道 限定販売品で、北海道以外の在住者が手に入れるためには北海道へ赴くか、楽天などでのネット販売を利用することとなる。出荷数が限られているため、現在品薄状態が続いており、購入数を限っている土産物店も多い。カルビーにはじゃがポックルの通信販売をリクエストする声が多いが、同社では道内の出荷で手一杯の状態で通販の予定はない。

類似品との違い

2006年4月から同社で全国発売されている「ジャガビー」と製法や食感が似ているとされる。両者の差異は以下の通りである。

  • じゃがポックル
    • サクサクとした食感で、塩味がやや薄い。
    • 材料は北海道産のみ。
    • オホーツクの自然塩を使用。
    • 小さな釜でフライして揚げムラを細かくチェックし、フライ後も少量ずつ丁寧に選別するなど、手作りに近い生産をしている、とされる。
  • ジャガビー
    • カリカリとした食感である。塩味はやや強め。
    • 材料は北海道産が中心だが、品薄期には他県産の材料も使われる。
    • 塩の原産地については言及されていない。
    • 一部の工程を機械化しており、より大きな釜でフライしているため、比較的多くの量の生産を行うことができる、とされる。

販売状況

新千歳空港並びに北海道内の土産物店等で販売されてはいるが、現在極端な品薄状態であり、取扱店の店頭に「じゃがポックルは完売です」の張り紙や札が出されていることが多い。

新千歳空港の一部販売店では店頭で入荷時間を公開しているが、入荷時間前に行列ができる状態である。入荷待ちの行列に並ばずに買えることの方が珍しい、と言われる。購入可能な個数を制限しているものの、シーズンによっては行列に並んでも買えないことすらある。

このように入荷時間を公開している販売店で行列に並ぶか、取り扱っている土産物店を丹念に探し歩くしかないのが現状である。このため、ファンによって取扱店の情報が集められたwebサイトまで存在する。

一部のお店ではネット販売も行われていいるが、こちらも出回る数量が少なく購入は容易ではない。人気につけこみ「北海道セット」などと称し抱き合わせ販売まがいの行為を行う業者まで出現するなど人気は過熱気味である。