多くの化粧品会社が会員として名前をつらねる日本最大の業界団体化粧品工業連合会は、

殺菌剤を配合した薬用石けん及びボディソープ等の 製造・輸入に係る対応について

「殺菌剤有効成分を含む製品について、代替品への切替えをお願い」

するという方向になりました。

 

日本の厚生労働省が決めたわけではないので、

100%の実施が義務づけられているわけではありませんが、

化粧品工業連合会の決めた方針に従う会社がほとんどだと思います。

 

日本では、殺菌剤を配合した薬用石けん等の製品が医薬部外品 として厚生労働大臣に承認され、長きにわたって製造販売されてきました。

しかし、米 国において販売禁止となる殺菌剤有効成分を含む製品を日本で製造・ 輸入することは、安全性を考える上でよくないという判断のようです。

 

以下 2016年9月26日東京化粧品工業会Eメール連絡第56号 抜粋

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「粧工連及び石洗工は、やむを得ざる対応としてこれらの殺菌剤有効成分を含む製品について、代替品への切替えをお願いする次第です。」
 
1.対象となる成分
トリクロサン、トリクロカルバン(トリクロロカルバニリド)、クロフルカ
ルバン、へキシルレゾルシノール、メチルベンゼトニウムクロリド、フェノー
ル 、 Fluorosalan 、 Iodine complex (ammonium ether sulfate and
polyoxyethylene sorbitan monolaurate)、 Iodine complex (phosphate ester
of alkylaryloxy polyethylene glycol)、 Nonylphenoxypoly (ethyleneoxy)
ethanoliodine 、 Poloxamer—iodine complex 、 Povidone-iodine 、
Undecoylium chloride iodine complex 、 Secondary amyltricresols 、
Sodium oxychlorosene、 Tribromsalan 及び Triple dye の17成分(米国F
DAが示した18成分に含まれているヘキサクロロフェンは、化粧品基準における配合禁止成分)


2.対象となる製品
1.の成分を殺菌剤として配合した薬用ボディソープ、薬用ハンドソープ
及び薬用洗顔料等の薬用石けん

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