パニックを発症して4ヶ月目くらいでしょうか。



私は日々の練習で、なんとか電車のホームに立つことはできるようになっていました。


けれど電車には乗れない。
何が怖いって扉が閉まる瞬間が怖いのです!!


扉が閉まったらもう出ることができないと思うと怖くて怖くて、、、

何度改札とホームをクリアしても、


いざ電車に乗るとなると、
プシューっと扉が閉まる音で飛び降りてしまうということを繰り返しておりました。


そして駅員さんに「すみません、間違えました‥」と切符を返却して外に出してもらう日々でした。



けれどお出かけ大好きな私は、
どうしても早く電車に乗れるようになりたくて、

思い切って友人に、電車に乗る練習に付き合ってくれないかとお願いしました。



一駅乗るのも怖いのに往復なんてとんでもない!という私の為に、
友人が一緒に最寄りから一駅向こうまでで歩いてくれました。

そしてその帰りの一駅をまず練習したのです。




いくら友人が一緒でも、
ホームに行くと手が痺れだしたり、恐怖心が出てきます。




こわい、こわいゲッソリと言っていた私に、友人が言いました。




その日はコートを着なければいけないくらい、
とても寒い日だったのですが、


電車に乗ると思うから怖いんじゃない?
外は寒いから暖かいところに入りたいと思って乗ってみたら?」と言われたのです。


確かに電車に乗るのは怖いけど、暖かい家に帰るのは怖くありません 笑
(発症したては家も含めて全てが怖かったのですが、これはまた後でお話しします)




そうか、そんな風に考えたら少し恐怖も揺らぐ気がするな、、と思いました。



全部恐怖が取れるわけではありません。


だけど少し大丈夫と思えたそれが私にとってはとても、とても大きなことでした。


その言葉が勇気となって



こわい〜!と言いながら、

友人の手を握りながら、



たった一駅ですが、私は数ヶ月ぶりに電車に乗ることができたのでした。

本当に嬉しかったです。





とても大切だと思ったのは、言葉もそうですが、思い切り友人を頼ったことです。




私はパニック障害だとわかった頃からとにかく病気のことをオープンにすることを心がけました。




なぜなら
バレないようにすることが、

発作が起きてはいけないという押さえつけが、


ストレスとなって更に発作を起こすかもしれないと思ったからです。



とても勇気がいることでしたが、これを言って離れていく人であれば、ご縁がなかったのだとそう考えるようにしました。



元々とてもとても人の様子を気にする私でしたが、この時ばかりはパニック障害の症状が、他人の心よりも怖かったのですチーン




どう思われるかな、、そう思いながら思い切って友人達に言ったときは本当に驚きました。びっくり


みんなが落ち着いて私の病気のことを受け止めてくれたからです。
これには本当に感謝しています笑い泣きひらめき電球


しかし、、、
ただ1人どんなに私の症状がひどくなっても最後まで受けとめてくれない人もいました。



母です 笑笑


これはまた後にどんなことがあったのかお話ししたいと思います。



少し話が飛びますが、


病状が少し落ち着いてきて美容院に挑戦した時も、1対1の美容院に行って、お兄さんに思い切って病気のことを話しました。


しかしお兄さんは何一つ驚くことなく知人にも同じ病気の人がいるので、、
と受け入れてくださり、常に体調を気にかけて髪を切ってくれたのです。





こんな経験をたくさん重ねていくうちに、

頼ることは恥ずかしいことじゃない


もし、逆の立場なら、絶対に嫌な顔をしようとは思わないし、助けてあげようそう思える人でありたい。

だから今じぶんが助けが必要な時は少しだけみんなの力を借りさせてもらおう、そんな風にも思うようになりました。




そのうち電車に乗る時、怖いと思うことをする時は、


もしここで何かあっても必ず周りの人たちの中の誰かが助けてくれるから大丈夫🙆‍♀️

どうしてもしんどくなって誰かに
気分が悪いことを伝えたら誰か1人は何かアクションを起こしてくれるはずだから大丈夫🙆‍♀️



と思うようにしました 笑笑



これだけ聞くと、なんだか傲慢にも聞こえますが 笑笑


外が怖い私にとって、このように自分の逃げ道を常にイメージしておくことは何か行動するにあたってとても大事なことだったのです。




病気のことを言いたくないのに無理やり開示する必要もないと思いますが、

そうした方が自分の心が楽になるかもと思ったら勇気を出して誰かに理解を得ることも大切かもしれません。





パニック障害を発症したばかりの頃は、


仕事どうしよう、

みんなにどう思われるかな、

いつ治るんだろう、
先が見えない、


なんでこんな病気になるんだ
何もできない自分が情けない、


などたくさん自己嫌悪や未来への不安が襲ってきました。


でも、今、まだ不安はあるけれど、仕事に復帰し、電車に乗って大好きな歌手のコンサートに行けるようになった私が、パニックで苦しんでいた自分に声をかけてあげるとしたら、



誰よりもまず自分の心と身体を労ってあげてね

と言いたいです。




自分を責めたり未来を不安に思うと、またストレスが膨らんでしまいます。


でも辛いと前向きになんてなれない
そのことで頭がいっぱいになります。



それでいいのです。

でも、ちょっとだけ、あれ?こんなこと思ってたら自分がしんどくなっちゃうな?

余計に痛めつけてないかな?と


自分の考えに気づいてみたら少しだけ自分を客観的に見ることができて楽になりますよ。


私は、この自分の今考えている負の感情に気づく練習をたくさんしました。
なぜしたほうがいいのか、これもまたブログに書きますキョロキョロ




初めてのブログなので話が飛んだり文章が分かりにくいかもしれませんが、

私の経験がほんの少しでも参考になれば嬉しく思います。






では、またニコニコ