え~っとですね…
昨年から車検が切れてるので、札幌運輸支局まで走るのに臨板を付けたんですよ。



で、チョークを引いてエンジンを掛けて少し暖機をしたんですよ。



アイドリングが安定したので、一旦エンジンを止めて、ヘルメットや荷物を部屋まで取りに行ったんですよ。



準備は整ったので、跨ってエンジンを掛けたんですよ。



変だ…どう見ても単気筒だ。
アイドリングもせず、アクセルを離すとエンストしてしまう。

ありゃ…イグナイターがご臨終ですなぁ…😓
と言う訳で、シートをキー🔑で外して、ガソリンタンクを持ち上げて突っ張り棒を掛ける。


青丸で囲んだ黒いのがイグナイターである。



90年代のキャブレター仕様の空冷ドカは、前後シリンダーで点火系が完全に独立していので、イグナイターも同じモノが2個ついている。

なので故障時の判定がとても楽である。
おそらくどちらかが死んでいるのだから、片方づつコネクターを抜いて見れば良い。

…リアシリンダーが点火していない。

そうとなれば話は早い。
『予備イグナイター』を繋げば良いだけである♪



青丸で囲んだのが予備イグナイターである。
ウチのドカももう27年オチである。
イグナイターのパンクも2度経験済みだ。
出先でパンクした時の為に、予備を2個マウントしてあるのだ♪

コネクターをこちらに差し替えれば修理完了である♪






あれ?おかしいな?直らないぞ???😥


コイルが断線したかな?




赤丸で囲んだのは『予備コイル』である。
こんな事もあろうかと、マウントしてあるのだ♪

配線を差し替えてプラグコードを差し替える…





直らない…


ヤバい…😓


ここで初めてサーキットテスターを持ってくる。



イグナイターに刺さってる2極コネクターを抜き、導通テストをしてみると、リア側の導通無し。

オーマイガー‼️😱





十中八九ピックアップコイルの断線だ(爆


イグナイターも点火コイルも予備を搭載し万全だったのに、よりによってピックアップコイルかよお…😭

ピックアップコイルは左のエンジンカバーの中である。

でも、実は私はピックアップコイルの予備だって持っているのだ♪



取り付けベースごとのアッセンブリー。

実はウチのドカ、6年前にクランクケース交換をしているので、その時の中古エンジンの余剰パーツである。
要は、クランクケース以外のエンジンパーツが1台分あるのだ。

しかし…パッキンが無い…

…と言いたいところだが、実は私はパッキン紙だって持っているのだ♪




『じゃあ、直して車検に行けるじゃん♪』

そうなんだよなぁ…普通ならギリギリセーフなんだよ…予約は4ラウンドだし、落ち着いて修理しても間に合う時間である。

普通はピックアップコイルカバーって、こんなだし。





しかし、ドカはそうじゃ無い…



カバーが大きいのだ…



パッキン紙を重ねてみると…



惜しい!実に惜しい!😫

あと一回りパッキン紙が大きかったら修理出来ていたのだ…

でもどうしようも無い。

今日中の修理は無理である。

臨板は外して返却である😭

14日には友達とツーリングに行くはずだったのに…😭




【教訓】

備えあっても憂いあり