足だけが漂着する海岸の謎―カナダ・バンクーバー | パンデモニウム

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※何度かのブログフォーマット変更により改行ポイントがずれてしまい、ほとんどのページがガタガタになっております。
読み難くて申し訳ないです。

 ↓ CNN(2011.9.2) より


カナダのバンクーバー付近の太平洋沿岸に、切断されたとみられる人間の足が

相次いで漂着し、身元や関連性の有無をめぐって専門家らが首をひねっている。

ブリティッシュコロンビア州バンクーバーの警察によると、同地の入り江にある

マリーナの近くで30日に人間の片足が見つかった。外傷を受けた形跡がないこと

から、警察では事件性はないと見ている。

身元を突き止めるために足のDNAを採取して、行方不明者のDNAと照合する

予定だという。

この一帯に足が漂着したのは過去4年間でこれが11回目。

いずれも運動靴をはいているという共通点がある。

報道によれば、このうち2007年8月に同州沖の島で見つかった足は死亡した男性

のものと判明したが、遺族の希望で身元などは公表されていない。

それ以外の足については何も分かっていないという。

科学捜査の専門家で元刑事のマーク・メンデルソン氏は1日のテレビ番組で、

何か良くないことが進行しているとの説には乗らないとしながらも、「単なる偶然

なのかどうかは分からない」とし、論理的な答えが見つからない疑問が多過ぎる

と指摘した。

ブリティッシュコロンビア大学のアナンシュ・ポーサーティップ教授はバンクーバー

の情報サイトの中で、1つの説として「運動靴に使われているポリマーは軽量で

あり、そのために靴は非常に浮きやすい」と指摘。

ただしそのために足だけが浮かび、遺体のほかの部分は沈んでしまうのかという

疑問もあり、「靴のために浮いてしまうという説が有力かどうかは分からない」と

述べた。

メンデルソン氏は1つだけ確かなこととして、「何かがとてつもなく奇妙」であること

だけは確かだと話している。



事件性が無いとしても、足だけがひとつ、またひとつと漂着するのは奇妙と

いうか、些か怪談めいた話です。

しかも、11件中10件も身元が分かっていないとは。

高橋葉介氏の短編で、次々と人間の骨が漂着し、海岸に住む女性作家がそれを

組み立てていくと・・・といった粗筋の、その名も 『骨』 という作品を思い出し

ました。

残りの身体は何処に在るのでしょうか?




パンデモニウム-足01


 ↓ Newlaunches.com より


パンデモニウム-Barefoot_Shoes01







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