前にも申しましたが、🐼には一般教養に疎いところがあり、神社仏閣などは「お参りするところ」以上の認識に至らなかった幼少があるので、こうした記事はありがたいのです。
- 「神宮」について。東京の方であれば明治神宮は、なじみ深いのではないでしょうか。(中略)
「神宮」のつく神社は“天皇や皇室の祖先を祀っている神社”です。
明治時代までは神社は国が管理していたため、神宮を名乗るには国(天皇陛下)の特別な許可が必要でした。
- およそ80年前までは、出雲大社のみが「大社」を名乗ることができていました。
その後、長野の諏訪大社や福岡の宗像大社など、全国からたくさんの人がお参りに訪れる格式の高い神社も「大社」と呼ばれるようになっていきましたが、現在でも全国に24社しか存在しません。
(中略)
神宮は祀られる神様によってその社号が定められましたが、大社は神社の「格」を表すものなので、祀られる神様のタイプは限定されません。
- 神社の中でもっとも数が多いのが「八幡宮」で全国に4万4千社あるとされています。日本人の生活の一番身近にあると言ってもいいのではないでしょうか。
八幡宮という神社は、基本的に祀られる神様が決まっています。ご祭神は八幡神と呼ばれ、応神天皇を中心としてその母である神功皇后、そして所縁ある比売神(ヒメガミ:神道における女神の総称)が祀られていることがほとんどです。
(中略)
ご利益は勝負運。
数々の戦を勝ち抜いた武将の源義家が、石清水八幡宮で成人の儀式を行ったり、鶴岡八幡宮は日本で初めての武士の政権を作った源頼朝ゆかりの神社になっています。
ここからもわかるように、古くから武運の神様として信仰された八幡宮は、それが転じて現代ではさまざまな勝負事にご利益があると考えられているのです。
- (稲荷神社)『日本書紀』では倉稲魂命と記される、食物を司る神。屋敷神としても知られ、家内安全のご利益でも有名。稲荷=狐を連想する人が多いが、これは食物の神「御食津神」を「三狐神」と表記したことに由来するといわれている。お稲荷さんの神様は狐ではなく、そのお使いが狐なのだ。
- (天満宮)平安時代に活躍した学者・政治家の菅原道真公を祀る神社。陰謀により大宰府に左遷されて死去した後、無実が証明され、「天満大自在天神(てんまだいじざいてんじん)」という神様の御位を贈られる。学問分野に代表されるご事績を多くの人が慕い、学問の神として崇敬を集めるようになった。