CAと技術者の相容れない関係とか | ぱんだ30の華麗なるミソジへの助走♪

CAと技術者の相容れない関係とか

渋谷ではたらくしゃちょうのブログエントリが
技術の世界に住む人たちの間で波紋を呼んでいます。

(以下抜粋)


業務連絡。その3|渋谷ではたらく社長のblog

 本日の決算説明会。参加者からの質問・・・
 「アメーバの進捗が遅れているボトルネックは何ですか?」

 「スピードが遅れている理由はいくつか組織に存在しますが・・」
 「一番は技術者の頭数が明らかに不足していることです」


仙石浩明CTO の日記: IT企業には技術者と経営者の両方と話せるバイリンガルが必要

 うわっ、「頭数」なんて表現使ってる...


 優秀な技術者であればあるほど、 「人月」という考え方には反発するものだし、 優秀な技術者は、 平凡な  技術者の何倍、いや何十倍のパフォーマンスを発揮できる (私は技術者の生産性は、ピンとキリでは 3桁の違いがあると常々主張してるのですが) わけで、 「頭数」なんかで数えられたらたまらない、 というのが、優秀な技術者の感覚だと思います。


(以上)


たしかに
本当に、技術者への尊敬と愛情を抱いて

IT会社を経営している人間だったら
まずこんな発言は出てきません。


そもそも

モノは何なのか何をしたいのか
ウェブ2.0の世界で新戦略を最速で推し進めるとか言ってる割に
具体的なビジョンが見えないのに
やみくもに技術者を確保しようとしてる早計さも気になります。


何を焦っているのでしょうか、

っていうか、

それなら今ごろ焦ってどうするんですか。


今の自社の技術力不足の解消だったら、コメントでの指摘のように


「今のリソースで最大限にプロジェクトを回していくために
マネジメントを強化します」

とか

「開発の意見をキャッチアップしていく為に
CTO (chief technology officer)を迎え入れます」


とか言ってくれた方がまだIT会社として理解があるような気がします。


そういう意味で

「金は皆の共通用語」と言っていた
ホリエモンは正しいと思うのです。


技術者の世界と経営者の世界では
重きを置いている部分が根本的に違うのですから、
それを繋ぐ共通言語「お金」が正しく行き渡っているかどうか、

そして技術とビジネスの世界をある程度、相互理解できる翻訳家が重要なのです。