劇団SHA.LA.LA「DONNA SUMMER NIGHT」@スペースゼロ | ダラックマ日記

劇団SHA.LA.LA「DONNA SUMMER NIGHT」@スペースゼロ


ダラックマ日記-SHA.LA.LA

復活!劇団「SHA.LA.LA」の公演を観てきました。


13年ぶりだそうです。最後の作品は観ていないのですが、大好きな「LONG HOT SUMMER」以来。

ウンナンの2人が揃って出るのは18年ぶりなんですって!「Hey!Tokyo」以来ってことか。。。

ずいぶん昔のことみたい(笑)

私は、第5回「DONPACH!」という作品から観ていて、ウッチャンの作品やウッチャン従兄の作品も観ていますが、何より入江さんの作品が大好き。今回も入江さんが作・演出ということで期待大でした。


懐かしい音楽が会場に響き渡って幕を開けたSHA.LA.LAの公演

ストーリーは下に書きますけど、、、SHA.LA.LAはSHA.LA.LAのままだった。嬉しかった。

何より、時を経て更にメンバー愛みたいなものを感じた。

役の中に本人を垣間見れるようなキャラクター設定。愛ですよ、、、

そして、日本映画学校から始まった劇団SHA.LA.LAらしく、映画をテーマにしている内容。

映画への愛もたっぷり感じました。夏っていうのも、SHA.LA.LAに似合う季節な気がします。


見る人によってはクサイと感じてしまうかもしれないけれど、感動のラストシーンだった。

私の大好きな「LONG HOT SUMMER」と内容は違うけれど、観た後の感じとかが似ている気がした。

やっぱり入江さん最高☆


カーテンコール、役者を呼ぶリーダー出川

それは、昔の通りグダグダカミカミで(笑)うまく言えてない部分が多かったけれど、それもSHA.LA.LAだな~って思った。

ウンナン生で見るのは何年ぶりだろう??本当に久しぶりだった。

入江さんも、、、出川も。そしてARARIさん(私的には和治さんと言いたいんですが)

まあこちゃんは、今もすっげーかわいくて、仁井田さんも健在!あのキャラは仁井田さんじゃないとできない。

私たちは随分待たされてしまったけれど、たまにはやって欲しい!と強く思った。

毎年じゃなくてもいいから3年に1回とかやってくれたら嬉しいな。



◆ストーリー(役名忘れちゃったので本人の名前でスイマセン) ほぼ全部書きますので長いです・・・


201*年 湯河原町

そう遠くない未来の話

温暖化の影響で季節は無くなり、夏に雪が降り、1年中蝉が泣く。

人間は死が訪れても死ぬことができないものが現れ、モンスター化し町中を歩き彷徨いだした。

そんな彼らのことをウォーカーと呼んだ。


30年前、高校生だった5人の男 5人は「映画研究部」で一緒だったかつての仲間。顧問の先生が亡くなり、葬儀で再会。その中の1人(出川)が結婚が決まり結婚式のための映像を撮る為に再集結した。


場所は母校の部室

今はダンス部が使用しているが、取り壊すため好きなように使ってよいと言われ、当時の部室を再現する。


ホラー映画を専門に撮っている映画監督の入江は怪奇現象等は信じない

学校の教師をしていたが辞め、ビデオ店を経営しながら整体師をしている内村

役者をしている南原は大の怖がり

世界中を旅して回って、最終的には五井(千葉)の中華料理店の餃子に魅了され餃子作りをしているARARI

地元湯河原の旅館を継いでいる出川は数日後に結婚する


5人は当時を思い出しながら、、、ホラー映画を撮りはじめた。取り壊し予定の部室は最近怪奇現象が起こるようになったと噂になっていた。なかなか進まない撮影。

その時、1人のウォーカーが校内に入り込んでしまう。そのウォーカーはどこか昔の同級生・・・入江とつきあった経験のある子に似ていた。ウォーカーは彼らの後を付いて行き、 部室の中に入り込んでしまった。

そしてさっきまでなかったはずの「祝」の字がドアのポスターに書かれていた。何かが起こる??嫌な予感。


「心の準備」という名の休憩を挟んで後半。


高校時代の彼らが(笑)

野球部をクビになった出川が映研に入る経緯やら、ARARIのことをストーカーのように追いかける同級生の話や、最後の夏に撮る映画のこと。

そこにはちょっとおとぼけの顧問の先生(朝山)もいた。


時は再び201*年

外は騒がしく、どうやらウォーカーたちが暴れ始めてしまった模様。

校舎の中は安全なハズだけれど・・・既に部室の中にも1体のウォーカーがいる。

そのウォーカーは座ったままずっと動かない。

このウォーカーは入江がつきあった同級生なのか!?

ARARIが追いかけまわされていた子の話や、入江のつきあった子の話になり、内村はかつての顧問だった朝山のことを好きだったんじゃないのか?という話になり・・・

「憧れの人」ということから、「ああなりたい」??????

それは、同性愛者という内村のカミングアウトだった。


そして、ウォーカーが攻めてきたかと思った時、頼んでいたピザが届く。

届けに来たのは、ARARIのことをずっと好きで追いかけていた仁井田だった。

咄嗟にARARIは隠れるが、全てお見通しの様子。なんと仁井田は盗聴器をしかけていて、狙ってここに来たのだった。

次々に同級生たちの「現在」を語りだす仁井田。

それは、どれもこれも友達に聞かれたくないような話ばかりだった。

役者をしていると言っていた南原は、朝は人間看板、夜はコンビニ(だったかな?)

映画監督をしている入江はアル中が原因で家族を失った・・・そして髪の毛はヅラ??

内村は整体師をしているが、男の身体を触っては興奮していたんだろう?等と罵られる。

仁井田はまだARARIのことが好きで、奥さんと別れて自分と一緒になろうと迫る。自分がARARIのスポンサーになると・・しかし、それを受け入れてはくれないARARI

話しているうちにいったんは、諦めることを受けれいたように見えた仁井田

最後に手相を見せてくれといい、ARARIの手相を見ると思ったら刺してしまった。

暴れる仁井田。


仁井田は実は、超能力!?を持っているらしく、人を操る力があるらしい。

戦う彼らは、仁井田にどんどん倒されていく。

内村は必死に戦い、少しだけ優勢になるが・・・・

突然、入江がカミングアウトした!自分は力があると・・・・

地味な力のように見えたが、仁井田と対等に戦う能力があるようだった。

しかし、その前に負傷してしまった入江は体力が消耗していく・・・・


そこで突然座ったままだったウォーカーが仁井田に噛みついた。

ウォーカーに噛みつかれたと思った仁井田はパニック

自分もウォーカーになってしまうと・・・・そう言われ、部室から出た仁井田はウォーカーに襲われてしまう。


部室内にいたウォーカーは突然語りだす。

入江がつきあっていた同級生のように見えたウォーカーは、実はウォーカーではなく

かつての顧問の朝山だった。

少しずつ語りだした朝山は、ウォーカーではなく死んだ人の身体を借りた朝山だった。

葬儀に来てくれたことのお礼や、今の5人へそれぞれメッセージをくれた。

しかし、そんな時間は長続きはせず、本当にお別れしなくてはならない時間になってしまった。

そして、静かにかつての先生は消えてしまった。


外ではウォーカーたちが暴れている。このままでは自分たちも襲われてしまう。

負傷している入江が、自分が車を取りに行くと言い出す。

すると、次々に自分が!と言いだす。

出川は、野球部をクビになって仲間に入れてもらい、いい思い出を作ることができたとみんなに感謝し、自分が!と言いだす。

結局5人全員で行こうという話になるが、入江は「それで次々とダメになっていく映画を沢山見ただろう」と言う。

しかし、これは映画じゃない。。。

そして5人は勇敢に外へと出て行く。。。。。。


長くなりましたが、こんなストーリーでした。